VLCC「ASIAN PROGRESS IV」の引き渡し(川崎造船)

2006年09月15日


川崎造船は、9月15日、坂出工場において、PRIMO SHIPPING S.A.(プリモ シッピング エス エー)向け315,000重量トン型VLCC「ASIAN PROGRESS IV(エイシャン プログレス フォー)」(当社第1574番船)を引き渡しました。

本船は、マラッカ海峡を通行できる船型としては最大級の積載能力を有し、当社が開発した新船型の3番船となります。

本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<工 程>

 
             起工2004年12月20日
 進水2006年 7月 7日
 引渡2006年 9月15日
   
<主要目> 
 全長333.00 メートル
 長さ(垂線間長)324.00 メートル
 幅(型)60.00 メートル
 深さ(型)29.00 メートル
 満載喫水(型) 21.009 メートル
 総トン数 160,292トン
 載貨重量313,992トン
 荷油槽容積 351,580m3
 主機関川崎-MAN B&W 7S80MC-C型ディーゼル機関×1基
連続最大出力27,160キロワット×76回転/分
 航海速力約15.55ノット
 定員30名
 船級日本海事協会(NK)
 船籍バハマ

<特 長>
 1. 本船は、当社が新規開発した最新鋭タンカーで、マラッカ海峡を通行でき、日本の主要バースに入港できる船としては最大級の積載能力を有しています。
 2.燃料油タンクを貨物タンク同様に二重船殻構造とすることで、万一の際の海洋汚染防止対策を施しています。
 3.省エネルギー対策として、フィン付きラダーバルブ(RBS-F)および高効率タイプのプロペラを採用しています。