潜水艦「やえしお」を引き渡し(川崎造船)

2006年03月09日

   
 

川崎造船は、3月9日、午前11時30分から神戸工場西浜岸壁において防衛庁向け潜水艦「やえしお」の引渡式を齋藤(さいとう)隆(たかし)海上幕僚長、河野(かわの)美登(よしのり)海上幕僚監部装備部長、村上(むらかみ)康雄(やすお)契約本部副本部長を始めとする防衛庁関係者ほかのご出席のもとに行います。

本艦は、潜水艦「おやしお」型の9番艦として当社が鋭意建造してまいりました。戦後、当社建造の潜水艦としては22隻目に当ります。船型には葉巻型を採用して優れた水中運動性能と推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。

また、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されています。

本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。


□ 工 程  
起工 :平成14年 1月15日
進水 :平成16年11月 4日
竣工 :平成18年 3月 9日
   
□ 主 要 目  
長さ : 82メートル
: 8.9メートル
深さ :10.3メートル
喫水(常備) : 7.4メートル
基準排水量 : 2,750トン
主機関 :川崎12V 25/25S型ディーゼル機関 2基
  推進電動機 1基
軸数 :1軸
速力 :20ノット
主要兵装 :水中発射管 一式
その他 :スノーケル装置 一式