185,000DWT型ばら積み運搬船「CAPE DOVER」の引渡し(川崎造船)

2006年02月01日


川崎造船は、1月31日に坂出工場において、大型ばら積み運搬船「CAPE DOVER:ケープ ドーバー」(当社第1582番船)を引渡しました。本船は、載貨重量185,000トン型の大型ばら積み運搬船で、船主は”K” LINE BULK SHIPPING(UK)LIMITEDです。

本船の工程、主要目および特長は、以下のとおりです。

<工程>
起工 2004年12月10日
進水 2005年12月20日
引渡 2006年 1月31日
<主要目>
全長 290.00m
長さ(垂線間) 280.00m
幅(型) 47.00m
深さ(型) 24.40m
満載喫水(型) 17.95m
総トン数 92,993T
載貨重量 185,805T
貨物艙容積 205,722m3
主機関 川崎-MAN B&W 6S70MC MkVI型 ディーゼル機関1基
連続最大出力 16,860キロワット × 91回転/分
航海速力 約14.7ノット
定員 28 名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 パナマ

<特長>
1) シンプルで、合理的な荷役などの諸設備を採用した最新鋭の大型ばら積み運搬船です。
2) 安全性向上のための新規則(ばら積み貨物船の追加安全措置)を適用し、安全性の高い船となっています。
3) 推進抵抗の小さい船型にするとともに、最新の省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに川崎フィン付ラダーバルブを採用しています。
4) 主機などからの排出ガスに含まれる窒素酸化物を削減する対策を施すとともに、機関室の消火装置を炭酸ガスから泡消火装置に変更、さらに冷房機・冷凍機に新冷媒を採用するなど、地球環境に配慮しています。