潜水艦「くろしお」を引き渡し(川崎造船)

2004年03月08日

川崎造船は、3月8日、午前11時30分から神戸工場西浜岸壁において防衛庁向け潜水艦「くろしお」の引渡式を嘉数(かかず)知賢(ちけん)防衛庁長官政務官、古庄(ふるしょう)幸一(こういち)海上幕僚長、浅野(あさの)正治(せいじ)契約本部副本部長を始めとする防衛庁関係者ほかのご出席のもとに行います。

本艦は、画期的な新型潜水艦「おやしお」型の7番艦として当社が鋭意建造してまいりました。戦後、当社建造の潜水艦としては21隻目に当ります。船型には葉巻型を採用して優れた水中運動性能と推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。

また、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されています。

本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。

工 程
起 工 平成12年 3月27日
進 水 平成14年10月23日
竣 工 平成16年 3月 8日

主 要 目
長 さ
82 メートル
8.9 メートル
深 さ
10.3 メートル
喫水(常備)
7.4 メートル
基準排水量
2,750 トン
主 機 関
川崎 12V 25/25S型ディーゼル機関 2基
 
推進電動機 1基
軸 数
1軸
速 力
20ノット
主 要 兵 装
水中発射管 一式
そ の 他
スノーケル装置 一式