オマーン向け145,000m3型LNG運搬船を受注(川崎造船)

2003年07月15日

川崎造船は、三菱重工と共同で、オマーン政府から145,000m3型LNG運搬船1隻とオプション1隻の造船契約を締結しました。第1船は川崎造船で建造し、オプションである第2船は三菱重工で建造される予定です。当社建造の第1船は当社坂出工場で建造し、引渡しは2005年12月の予定です。

今回受注した船は、当社が開発した145,000m3のカーゴタンク容量を持つ、モス型球形タンクを4基搭載したLNG運搬船です。

今回の受注は、当社と三菱重工の長年にわたるLNG運搬船の建造および修繕に基づく卓越した技術力と、世界の主要なLNGターミナルへ入航可能な船体サイズに抑えながら、145,000m3もの積載容量を確保した本船型の汎用性が高く評価されたものです。

当社は、同船の受注により、2003年から2006年にかけて引渡しベースで、大型LNG船8隻を確保したことになります。今後とも、当社はクリーンエネルギーとして需要増加が予想されるLNGをはじめとする各種ガスの運搬船建造に積極的に取り組んでいきます。

なお、本船の主要目は以下のとおりです。

<主要目>

全長 約289.50 m
型幅 49 m
タンク容量 145,000m3
速力 19.5 knots