破砕機事業で国内最大となる(株)アーステクニカが営業を開始

2003年06月30日

川崎重工業株式会社と株式会社神戸製鋼所(以下 両社)の破砕機事業の営業・設計部門を統合して4月1日に設立した合弁会社、株式会社アーステクニカ(以下 アーステクニカ)は、破砕機分野と破砕機に関連する環境機器分野を主力事業として、7月1日より営業を開始します。なお、製造部門は2004年度下期を目処に合流し、製販一体会社に移行する予定です。

当社の主力事業は、破砕・粉砕機とその関連装置、および破砕機をキーハードとした環境装置の設計・販売です。
破砕機分野においては、両社がこれまで販売してきた重複機種の整理をするとともに技術の融合を図った統一モデルの早期市場投入により、国内はもとより世界中のユーザーからの信頼に応えていきます。特に国内では、今回の統合により充実した全国8ヵ所の営業拠点を活用し、ユーザーに密着した営業展開を行うことにより、顧客満足度の向上を図っていきます。
また環境分野においては、両社は、破砕・分別・固化といった要素技術を駆使して、独自の古紙・廃プラスチック処理装置、土壌浄化処理装置など業界に先駆けて製品化してきました。今後、新会社として、近年整備された容器包装リサイクル法や家電リサイクル法等に対応した効率的なリサイクルシステムの開発、製品化に努めていきます。

当社は、チャレンジ精神を持った、スピーディーで活力ある気風を社内に醸成し、「顧客の信頼に応え社会に貢献する」「最先端技術の追求と地球環境保護に取り組む」の経営方針のもと、破砕・粉砕分野で「世界に冠たる企業になること」を目指していきます。