二輪車の共同開発について

2003年02月18日


 

 川崎重工業株式会社とスズキ株式会社は、共同開発した二輪車を2003年9月より世界各国で販売する。

 両社は2001年8月に業務提携を発表し、2002年2月から国内及び海外市場で二輪車とATV(四輪バギー車)の相互OEM供給を進めてきた。

 初の共同開発車となる二輪車は、250cc4サイクルエンジンを搭載したモトクロスレース車で、製造は川崎重工が担当し、販売はそれぞれが自社のチャンネルを通して個別のブランドで行なう。尚、両社は販売に先立つ2003年4月からこの共同開発車を国内レースに投入し、開発を推進する。

 両社は従来の相互OEM供給から一歩踏み込んで、互いの経営資源を活用した共同開発により、短い開発期間で製品の市場投入を可能にした。

 両社は今後も、更なる相互OEM供給や商品の共同開発、部品の共通化などを積極的に推進しながら、提携の実効を上げていく。

 *モトクロスレース…起伏のある不整地コースで速さを競う競技