アルジェリアLNGプロジェクト向けLNG運搬船を受注

2002年07月22日


川崎重工は、アルジェリアのLNG(液化天然ガス)輸送プロジェクトに用いられるLNG運搬船を、伊藤忠商事株式会社、株式会社商船三井、アルジェリア国営炭化水素公社ソナトラックと同社の海運子会社ヒプロック社の4社が設立した合弁会社アルジェリア・ニッポン・ガス・トランスポート・コーポレーションより受注しました。

今回受注した船は、当社標準船型であるモス型球形タンクを4基搭載し、世界最大級の145、000m
3のカーゴタンク容量を持つLNG運搬船です。本船は、当社坂出工場で建造し、引渡しは2004年12月の予定で、引渡し後アルジェリアからのLNG輸送に使用されます。

今回の受注は、当社の長年にわたるLNG運搬船建造および修繕に基づく卓越した技術力と、本船型の汎用性が高く評価されたものです。当社は、クリーンエネルギーとして需要増加が予想されるLNGをはじめとする各種ガスキャリアーの建造に、今後とも積極的に取り組んでいきます。

なお、本船の主要目は以下のとおりです。

<主要目>

全長 約289.50m
型幅 49m
タンク容量 145,000m3
速力 19.5knots
船級 Bureau Veritas
船籍 バハマ