カワサキFIMロードレース世界選手権に参戦

2002年03月18日


Ninja ZX-RR (イメージスケッチ)

川崎重工は、2003年よりFIM(注1)ロードレース世界選手権MotoGPクラス(注2)に本格的に参戦します。

マシンは新開発の「Ninja ZX-RR」で、水冷4ストローク並列4気筒DOHC990cc(未満)エンジンをアルミフレームに搭載し、空力特性に優れた直線的なフォルムを持つ、戦闘的なマシンです。

カワサキは2002年シーズンを本格的参戦の準備期間と位置づけ、世界スーパーバイク選手権(注3)で活躍したカワサキレーシングチームの柳川 明選手をライダーとして、2002年シーズン後半から参戦し、マシンの開発を進めます。

カワサキは、1978年から1982年にFIMロードレース世界選手権250ccおよび350ccクラスのメーカーチャンピオン(注4)を獲得するなど、世界のロードレースシーンで活躍しました。カワサキ・ライムグリーンのGPレースマシンが、20年ぶりに、再びサーキットに姿を現します。

(注1) (国際モーターサイクリズム連盟)。
(注2) 排気量990cc以下の4ストロークマシンと、500cc以下の2ストロークマシンとが混走するクラス。
(注3) FIM公認のロードレースで、4気筒750cc以下、2気筒1000cc以下の市販車ベースマシンの混走レース。
(注4) FIMロードレース世界選手権250ccクラスで4年連続(78~81年)、350ccクラスで2回の2年連続(78~79年、81~82年)メーカーチャンピオンを獲得。