5,250個積みコンテナ運搬船「COSCO ROTTERDAM」の引渡し

2002年02月12日



川崎重工は、2月13日坂出工場において、COSFORCE SHIPPING LIMITED向けコンテナ運搬船「COSCO ROTTERDAM:コスコ ロッテルダム」(第1505番船)の引渡しを行います。

本船は、中国遠洋運輸(集団)総公司(COSCO)から当社が1999年10月に一括受注した大型コンテナ運搬船7隻(内2隻は中国のNACKSで建造)の、当社坂出工場で建造する4番船です。

昨年4月に起工した第1番船を皮切りに、短期連続建造を行うこのシリーズは、2002年4月にすべての引渡しを完了する予定です。

なお、本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

1.工 程
起 工2001年 9月24日
進 水 2001年11月 9日
引渡し 2002年 2月13日
2.主要目
全長280.00メートル
長さ(垂線間)267.00メートル
幅(型) 39.80メートル
満載喫水(型) 14.00メートル
総トン数 65,531トン
載貨重量 69,224トン
コンテナ積載個数甲板上 2,460個、船倉内 2,790個
(20フィートコンテナ換算)合計 5,250個
主機関川崎-MAN B&W 10L90MC MkV型ディーゼル機関×1基
連続最大出力43,100キロワット×82回転/分
航海速力24.5ノット
乗船定員30名
船級American Bureau of Shipping
船籍バハマ
3.特 長
(1)当社が独自に開発した省エネ船型となっているので、比較的小型の主機を採用することができ高速力を達成するとともに、低燃費の船となっています。
(2) コンテナ荷役時の省力化のために各種自動化装置、運航の省力化のための機関部プラント集中監視システムなどを採用しています。
(3) 主機起振力の低減、プロペラ設計への配慮、ダンプタンクの採用などの振動対策が施されています。
(4)船倉内は、国際条約で規定する火薬類を含む危険物をコンテナに収めた状態で積載できるようにしています。