マレーシア向ガスタービン駆動フラッシュガス圧縮機設備受注

2001年07月10日

川崎重工は、日商岩井の現地法人のサンロックマレーシアを通じ、ガスタービン駆動フラッシュガス圧縮機設備をマレーシアのルンディン・マレーシア社(LUNDIN MALAYSIA LTD.)より受注しました。この設備の受注額は約6億円で、当社神戸工場で製作し2002年8月に客先へ引き渡す予定です。

今回当社が受注したガスタービン駆動フラッシュガス圧縮機設備は、ルンディン・マレーシア社がマレー半島沖合に保有する鉱区(PM-3鉱区)に建設を予定しているプラットフォーム上に設置するもので、海底から採取された原油の随伴ガスを処理した「フラッシュガス」を圧縮して別の天然ガスパイプラインへ送り込むためのものです。この設備は出力約5,000kW、約1,000m3/分のガスを圧送する能力を有しています。

PM-3鉱区はルンディン・マレーシア社、マレーシア石油公社、ベトナム石油公社の共同開発鉱区で2003年度中旬にマレーシアやベトナムへ天然ガス供給を開始する予定です。

今回の受注は、当社のオフショア用圧縮機の豊富な実績と信頼性が高く評価されたもので、マレーシアでの圧縮機の納入実績は計28基となり、全世界では総計220基となります。今後とも当社は、東南アジアをはじめ全世界にわたりガスタービン駆動天然ガス圧縮機設備の受注拡販に取り組んでいきます。