LPG運搬船「OCEAN ORCHID」の引き渡し

2001年03月21日

川崎重工は、3月19日にKUMIAI NAVIGATION(PTE)LTD向けLPG運搬船「OCEAN ORCHID:オーシャンオーキッド(当社第1500番船)」を当社坂出工場にて引き渡しました。本船は、当社が1969年に最初のLPG運搬船を建造して以来、25隻目のLPG運搬船になります。

本船の主要目及び特長は次の通りです。

工程
起工 2000年6月20日
進水 2000年8月22日
竣工 2001年3月19日
主要目
全長 230.00メートル
長さ(垂線間) 219.70メートル
幅(型) 36.00メートル
深さ(型) 20.70メートル
満載喫水(型) 10.755メートル
総トン数 44,694トン
載貨重量 49,995トン
貨物タンク容積 79,320m3
主機関 川崎-MAN B&W 5S70MC Mk VI型ディーゼル機関×1基
連続最大出力14,050キロワット×91回転/分
航海速力 約16.7ノット
定員 30名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 シンガポール
本船の特長
   1. 本船には、低温で液化された石油ガスを積むため、船体とは独自に低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
   2. 貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材が使用され、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱が施されています。
   3. 機関には、省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関が採用されており、さらに推進抵抗の少ない船型、および川崎フィン付ラダーバルブの採用により、燃料消費量の低減が図られています。