中国の大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(DACKS)で第2ドックが完成

2019年03月01日

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川崎重工が中国遠洋海運集団有限公司(COSCOCSグループ)と中国遼寧省大連市で共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(以下、DACKS)は、このほど第2ドックを完成させ、本日、第1番船となる中国の招銀金融租賃有限公司向け61型ばら積運搬船を起工しました。

第2ドックは、2007年のDACKS設立当初から計画し、さらなる発展を遂げるため、このたび完成させたものです。

今回完成した第2ドックは、長さ550メートル、幅68メートルの規模を有し、800トン門型クレーン2基を含む4基のクレーンを装備しています。2ドック体制を確立したDACKSは、効率的な大型商船の建造体制を実現します。

当社は今後も、DACKSおよび南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS)の中国合弁2社との連携を一層強化し、共同購買・分担建造など一体運営を進めることで、坂出工場を含めたグループ全体の商船事業のさらなる競争力の向上を実現し、世界の各種船舶の建造需要に応えていきます。

□ 大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(Dalian COSCO KHI Ship Engineering Co., Ltd.)の概要

(1)   所在地 中国遼寧省大連市
(2) 代表者 董事長 韓 成敏
(3) 設立年月日 2007年7月18日
(4) 資本金 2,620百万元
(5) 資本構成 中遠造船工業公司(COSIC) 36%
川崎重工業株式会社 34%
南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS) 30%
※NACKSはCOSICと川崎重工業株式会社の折半出資
(6) 事業内容 各種船舶の設計、建造、販売、メンテナンス等

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