LPG運搬船「GENESIS RIVER」の引き渡し

2018年11月20日

news_20181120-1.jpg82,200m型LPG運搬船「GENESIS RIVER」

川崎重工は、本日、川崎汽船株式会社向けに82,200m型LPG運搬船「GENESIS RIVER(ジェネシス リバー)」(当社第1736番船)を引き渡しました。本船は、当社がこれまでに引き渡した56隻目のLPG運搬船にあたり、同型船としては7隻目となります。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>

2018年11月20日

<主要目>

全長
229.90
長さ(垂線間長)
226.00
幅(型) 
37.20
深さ(型)  
21.00
満載喫水(型)
11.20
総トン数
46,794
載貨重量
54,149
トン
貨物倉容積
82,418
主機関

川崎-MAN B&W 7S60ME-C8.2型ディーゼル機関×1基
定員
35名
船級
アメリカ船級協会(ABS
船籍
パナマ

<特 長> 

1)
本船には、当社が開発した船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
2)
主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。
3)
低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
4)
貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。
5)
本船は、2016年6月に拡張工事が完了した新パナマ運河の規則に対応した船型・設備を有して います。

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