「Kawasaki地球環境ビジョン2050」を策定~3つのフリー(CO2・廃棄物・有害化学物質)へ挑戦~

2017年08月09日

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【活動マーク】
「将来への手紙」をイメージして3つのチャレンジをデザインしました

川崎重工は、持続可能な社会の実現に向けて、「CO FREE」「Waste FREE」「Harm FREE」を柱とした「Kawasaki地球環境ビジョン2050」を策定しました。当社グループの新たな長期ビジョンとして、2050年に向け環境経営を一層進めていきます。

当社グループは、1994年に環境管理体制の導入へ向けた第1次環境経営活動基本計画を策定して以来、環境経営を推進してきました。現在ではその対象範囲は、事業活動での環境負荷低減のみならず、Kawasakiグリーン製品(※)に代表される低環境負荷製品の開発・販売や、将来の水素エネルギー機器などのCOフリー製品開発への積極的な取り組みなどにより、顧客による製品使用時の環境負荷低減にまで拡がっています。

現在当社グループは、「環境ビジョン2020」を指針とする取り組みを順調に進めていますが、一方で地球温暖化対策はますますその必要性を増しています。このような背景から、「環境ビジョン2020」の基本的な着眼点は踏襲しながら、CO排出量や廃棄物のゼロ化など、より高いハードルとなる「Kawasaki地球環境ビジョン2050」をこのたび策定しました。具体的な内容は以下のとおりです。

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今後は、ビジョンの実現に向けた具体的なロードマップの作成や、環境経営活動基本計画の立案・実施により、当社グループミッションである「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki” 」のさらなる実現に向け、環境経営を一層進めていきます。

※Kawasakiグリーン製品促進活動

当社グループミッションの実現に向け、製品自体の環境性能向上と、生産過程での環境負荷低減を加速する取り組みです。当社が独自に定めた基準を満足する製品を「Kawasakiグリーン製品」または、「Kawasaki スーパーグリーン製品」として適合性を評価し、ISO14021に準拠して、社外発信していくものです。2014年から始まったこの取り組みにより、2017年現在で41製品を登録しています。

[川崎重工グループの環境経営の取り組み]

当社グループにおける環境経営は、1994年の第1次環境経営活動基本計画の策定に始まり、1999年には基本理念および行動指針である「環境憲章」を定め、重工業界で初めて「環境報告書」を発行しました。具体的な取り組みとしては、長期の「環境ビジョン」の実現を目指して策定した環境経営活動基本計画により、CO削減・ゼロエミッションの継続・3Rの推進・化学物質の削減・森林保全・Kawasakiグリーン製品などの活動を実施しています。

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