陸上自衛隊向け観測ヘリコプター「OH-6D」機体定期修理の最終号機を納入

2016年08月30日

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川崎重工は、本日、陸上自衛隊向け観測ヘリコプター「OH-6D」機体定期修理の最終号機を、陸上自衛隊第6飛行隊に納入しました。当機の機体定期修理は通算1,055機目にあたります。

「OH-6D」は、陸上自衛隊の観測ヘリコプター「OH-6J」の後継機として導入された機体で、5枚のメイン・ローター・ブレードを有し、軽量小型で、操縦性、安定性、整備性に優れ、観測や操縦士訓練、人員輸送など幅広い任務で活躍しています。

当社は、昭和42年に米国のヒューズ・ヘリコプターズ(現 MDヘリコプターズ)とのライセンス契約を締結後、「OH-6J」の製造に着手し、「OH-6D」としては昭和54年度から平成9年度までに193機を陸上自衛隊に納入するとともに、定期修理を昭和58年度から行ってきました。

当社は、「OH-6D」の機体の運用終了まで、引き続き万全の体制で防衛省のサポートを実施するとともに、同機のサポートで培った技術力を生かし、航空宇宙事業のさらなる飛躍を目指していきます。

■OH-6Dの主要諸元

 
 全長 (胴体)  7.10 m
 全幅 (胴体)  2.07 m
 全高 (胴体)  2.72 m
 メイン・ローター直径  8.05 m
 定員  4名(パイロット+乗員)
 エンジン
  型式
  最大連続出力(軸馬力)
 
 250-C20B
 350SHP