マレーシア向け20MW級ガスタービン発電設備2台を受注

2015年04月07日

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川崎重工は、東南・西南アジアのガスタービン販売・サービス拠点であるカワサキ・ガスタービン・アジア社(KGA: Kawasaki Gas Turbine Asia Sdn. Bhd.、マレーシア・クアラルンプール)を通じて、ガスマレーシアエネルギーアドバンス社(GAS MALAYSIA ENERGY ADVANCE Sdn. Bhd.)より、20MW級ガスタービン発電設備2台を受注しました。

今回受注した設備は、自社開発の「L20A」を搭載する天然ガス焚きのガスタービン発電設備「GPB180D」2台で、ガスマレーシアエネルギーアドバンス社が、東レ株式会社のマレーシアにおけるグループ会社であるToray Industries (Malaysia) Sdn. Bhd.、Penfibre Sdn. Bhd.、Penfabric Sdn. Bhd.、Toray Plastics (Malaysia) Sdn. Bhd. (以下、東レグループマレーシア)向けに実施するエネルギーサービスに活用されます。本設備は、マレーシア北部のペナン州にある東レグループマレーシアの工場の主電源および熱供給設備として設置され、ガスタービンからの排熱は工場の生産工程で利用されます。運用開始は、2016年中頃を予定しています。

当社は、自社開発のガスタービンの高い技術力と豊富な納入実績に基づく優れた信頼性を活かして、東南アジアでの販売拡大を進めます。成長市場として期待される同地域には、多数の日系企業が進出しており、今回の受注をきっかけに、このような顧客層に向けての販売を一層強化していきます。また、東南・西南アジアのほか、欧州、米国、日本を含むアジア極東地域においても現地販売拠点を活用し、世界4極体制にてガスタービン事業を積極的に展開していきます。