四條畷市交野市清掃施設組合向けごみ処理施設建設工事を受注

2014年04月25日

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(提案イメージ)

 

川崎重工は、四條畷市交野市清掃施設組合より、「新ごみ処理施設建設工事」を受注しました。

今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設が125t/日(62.5t/24h×2炉)、リサイクル施設が23t/日の処理能力を有しています。
ごみ焼却施設では、少ない空気量で燃焼性能の高いストーカ式焼却炉を提案し、焼却炉から発生する排ガスに対して、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や触媒脱硝装置など、高度な排ガス処理システムを設置することにより、万全な大気汚染防止対策を施すことで、環境負荷低減を実現します。また、本施設はストーカ式焼却炉に、高温高圧ボイラと抽気復水式タービンを組み合わせることで、高効率発電を行い、施設内の消費電力を賄うとともに余剰電力を売電することで、温室効果ガス(CO)の排出量削減に貢献します。
リサイクル施設では、粗大ごみと資源ごみを受け入れ、破砕した後、鉄やアルミ、可燃物に分別します。分別された鉄やアルミなどは原料として再資源化され、可燃物はごみ焼却施設によって処理されます。

本施設の建設地は、金剛生駒紀泉国定公園の中にあることから、外観に配慮し、緑あふれる里山に溶け込むデザインを提案し、周辺環境との調和を図っています。

当社は、今回受注したストーカ式焼却炉をはじめ、各種廃棄物処理技術を有しており、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。

 

■新ごみ処理施設建設工事の概要

 

発注者

四條畷市交野市清掃施設組合

  建設場所 大阪府交野市大字私市3029番地外
  設備概要 ごみ焼却施設  ストーカ式焼却炉125t/日(62.5t/24h×2炉)
      リサイクル施設 処理量23t/日(粗大ごみ・不燃粗ごみ16t/5h、缶・びん7t/5h)
  完工予定日 平成29年5月31日
  契約金額 104億5,440万円(消費税込み)