マレーシア向け蒸気タービン発電設備を初納入

2012年10月11日

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川崎重工は、マレーシアの独立系電力会社であるキマニス・パワー社(Kimanis Power Sdn. Bhd.)向けに定格出力37.6MWの蒸気タービン発電設備3基を納入しました。本件は、当社にとってマレーシアにおける同発電設備の初納入となります。

今回納入した蒸気タービン発電設備は、当社が2011年4月に台湾の大手エンジニアリング会社であるシー・ティー・シー・アイ・コーポレーション(CTCI Corporation)から受注したもので、2012年7月から10月にかけて納入しました。シー・ティー・シー・アイ・コーポレーションは、キマニス・パワー社より、マレーシアのサバ州に設置するガスタービン発電設備と蒸気タービン発電設備を組み合わせた総発電出力300MWのコンバインドサイクル発電設備の設計・調達・建設を請け負っています。本発電設備で発生した電力はサバ州内に供給されます。

当社は1956年から産業用蒸気タービンの製作を開始し、現在までに約350基の蒸気タービンを全世界に供給してきました。今回の当社製蒸気タービンの採用は、これらの実績に加えて、優れた性能やライフサイクルコスト、アフターサービスなど当社への高い信頼が総合的に評価されたものです。

当社は今後とも、電力・エネルギー需要が旺盛な東南アジアをはじめ全世界で蒸気タービン発電設備の拡販に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。

 

コンバインドサイクル発電設備:
ガスタービンの排熱を利用して蒸気を発生させ、その蒸気で蒸気タービンを回して発電することで発電効率を高めた複合発電設備。