韓国向け蒸気タービン発電設備を出荷

2011年05月24日

C3110524-1.jpg

 

川崎重工は、韓国の現代エナジー社(Hyundai Energy Co., Ltd.、韓国・麗水市)向けに、発電容量24.2MWの蒸気タービン発電設備2基を神戸工場より出荷しました。

今回出荷した蒸気タービン発電設備は、2009年9月に当社が韓国の現代建設より受注したもので、現代建設が麗水市の石油化学産業団地に建設中のコージェネレーションプラントに設置されます。本コージェネレーションプラントは、石炭焚きボイラーと蒸気タービン発電設備で構成されており、本プラントで発生する電力と蒸気を石油化学産業団地に供給します。本プラントは、2012年2月の運転開始を予定しています。

本蒸気タービン発電設備は、タービン排気を蒸気として利用する背圧式とタービンの中段落から蒸気を取り出す抽気システムを組み合わせた仕様となっており、多様な条件の蒸気を石油化学産業団地に供給することが可能です

本プロジェクト向け蒸気タービン発電設備の出荷により、当社の韓国向け発電用蒸気タービンの納入実績は計40基となり、全世界では総計345基になります。

今回の当社製蒸気タービンの採用は、当社の蒸気タービンの優れた性能やライフサイクルコスト、当社の高い技術力と海外向けを含めた豊富な納入実績が総合的に評価されたものです。

当社は今後とも、需要の拡大が期待される分散型発電システムの受注・拡販に取り組み、エネルギー・環境ビジネスの拡充を図っていきます。