LPG運搬船「DERBY」の引き渡し

2011年03月31日

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川崎重工は、3月31日にXING LONG MARITIME S.A.(シン ロン マリタイム エス エー)向けLPG運搬船「DERBY(ダービー)」(当社第1666番船)を引き渡しました。
本船は、当社がこれまで建造したLPG運搬船として47隻目にあたり、同型船としては8隻目となります。

本船の引渡、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引 渡>

     
2011年3月31日

<主要目>

 
全長
 
226.00 メートル
 
長さ(垂線間)
 
222.00 メートル
 
幅(型)
 
37.20 メートル
 
深さ(型)
 
21.00 メートル
 
満載喫水(型)
 
11.20 メートル
 
総トン数
 
45,812 トン
 
載貨重量
 
53,028 トン
 
貨物タンク容積
 
80,156 m
 
主機関
 
川崎-MAN B&W 7S60MC-C7型ディーゼル機関×1基
連続最大出力14,000kW×94回転/分
 
航海速力
 
約16.95ノット
 
定員
 
27名
 
船級
 
日本海事協会(NK)
 
船籍
 
リベリア

<特 長>

 
1)
本船には、当社が開発した新船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に造る船首波による抵抗を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
 
2)
低温で液化された石油ガスを積むため、船体から独立して低温収縮を吸収できる独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
 
3)
貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことがでるように低温用特殊鋼材が使用され、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱が施されています。
 
4)
主機関には省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関が採用されており、さらに川崎フィン付ラダーバルブ(RBS-F)の採用により、燃料消費量の低減が図られています。
 
5)
燃料タンクを二重船殻構造化することで、万一の際の海洋汚染防止対策を施した環境に配慮した船としています。