韓国石油公社向け天然ガス圧縮機を出荷

2011年01月25日

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川崎重工は、韓国石油公社(Korea National Oil Corporation Ltd.)が韓国ウルサン沖で推進する東海-1ガスプラットフォーム改修工事(第2期工事)向けに、既設のガスコンプレッションモジュールに増設される天然ガス圧縮機2基を神戸工場より出荷しました。

ガスコンプレッションモジュールとは、限られた洋上プラットフォーム上のスペースを有効に活用するため、圧縮機を中心とする駆動機・ガスクーラー・スクラバー・バルブ・制御装置等の機器をコンパクトにまとめた設備で、洋上で昇圧した天然ガスを海底パイプラインにて陸地へ圧送するものです。

今回出荷した天然ガス圧縮機は、長年のガス生産による天然ガス貯留層の圧力低下に対応して、ガスコンプレッションモジュールの昇圧能力を向上させるために設置するもので、2009年9月に韓国の現代建設(Hyundai Engineering & Construction)より受注しました。

既設のガスコンプレッションモジュールは当社が2008年に納入したもので、当初より天然ガス貯留層の圧力低下を想定して圧縮機が増設できるように設計・建造されており、充分な安全性とメンテナンススペースをモジュール内に確保しています。

当社はこれからも圧縮機メーカーとしてのみならず、トータル・モジュールサプライヤーとして顧客の要望に柔軟に対応したソリューションを提供するとともに、天然ガスを中心とした環境関連製品の供給を通して地球環境の保全に貢献していきます。