潜水艦「けんりゅう」が進水

2010年11月15日

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川崎重工は、11月15日午前11時20分から神戸工場第1船台において建造中の防衛省向け潜水艦「けんりゅう」の進水式を杉本海上幕僚長、矢野海上幕僚監部装備部長、岡﨑装備施設本部長を始めとする防衛省関係者ほかのご出席のもとに行います。

命名ならびに支綱切断は、杉本海上幕僚長により行われます。

本艦は、潜水艦「そうりゅう」型の4艦目であり、戦後当工場における建造の潜水艦としては25隻目に当ります。

また、優れた水中運動性能および推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。

さらに、スターリング機関採用による潜航性能の向上、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上及びステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されています。

本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。

工  程

起 工
平成20年 3月31日
進 水
平成22年11月15日
竣 工
平成24年 3月(予定)

主 要 目

長 さ
84メートル
9.1メートル
深 さ
10.3メートル
喫水(常備)
8.4メートル
基準排水量
2,900トン
主機関
川崎12V 25/25SB型ディーゼル機関 2基
川崎コッカムスV4-275R スターリング機関  4基
推進電動機 1基
軸 数
1軸
速 力
20ノット
主要兵装
水中発射管 一式
その他
スノーケル装置 一式