台北・中正国際空港鉄道建設契約を受注

2006年01月12日

川崎重工は、丸紅株式会社・株式会社日立製作所と共同で、台北・中正国際空港と台北市内を直結する鉄道建設計画における鉄道システムおよび車両基地の建設契約を受注しました。

本案件は、台北駅から中正国際空港を経て桃園県中●市までの51.2km(21駅)を結ぶもので、2013年9月の全線開業を予定しております。台北駅および空港周辺以外はほぼ全線が高架となり、空港と市内を結ぶ最速の公共交通 機関となります。なお、途中の桃園駅では当社が高速車両を納入しました2006年開業予定の台湾高速鉄路に接続します。

3社コンソーシアムの中で当社は車両123両を製造します。快適性を重視した123両の電車はステンレス製で、台北~空港間を約35分で結ぶ急行用電車と通 勤用電車の2種類が製造されます。

台湾向けには、当社は2006年10月開業予定の台湾高速鉄路へ高速車両360両を主契約企業として納入した実績があります。また、台北市の地下鉄を運行する台北市政府捷運工程局(台北DORTS)にも1992年から1993年にかけて132両の地下鉄電車を納入し、良好に運行されると同時に、2003年に受注しました同局向け地下鉄電車321両も昨年12月から納入を開始しました。今回の受注は、台湾におけるこれらの豊富な実績が認められたものであり、今後も、当社は台湾での鉄道車両事業を積極的に展開していきます。

●=土へんに歴

受注した車両は以下の通りです。
車  種:通勤電車68両 及び 急行電車55両 (計123両)
車体素材:ステンレス