台湾新幹線ロールアウトセレモニーを挙行

2004年01月30日

1月30日、台湾高速鉄路公司ならびに日本連合7社(三井物産株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社東芝、川崎重工業株式会社、三菱商事株式会社、丸紅株式会社、住友商事株式会社)によって設立された台湾新幹線株式会社の共催による、台湾高速鉄道・機電システムの700T型車両の披露式典が当社兵庫工場にて開催されました。

今回披露された700T型車両は、JR東海およびJR西日本が共同開発した700系新幹線を参考として設計されたもので、台湾国内の地理環境、法令規則、台湾のニーズなどにあわせた変更が行われています。台湾高鉄のコーポレートカラーであるオレンジ色と黒のラインの入った白い車体の700T型は12両編成で、車両内部はゆったりとした快適な造りとなっています。

川崎重工は台湾高速鉄道の車両製造の主契約企業としてプロジェクトで重要な役割を担っています。完成した車両は、今年5月より次々と台湾に輸出され、台湾で調整が行なわれる予定です。また、第3四半期の末には、台湾の南部試験運転線で試運転が実施される予定です。