「令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門」を受賞

2020年04月08日

川崎重工の技術者が、「高出力低燃費を実現した大型二輪車用過給エンジンの開発」の業績において、「令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門」を受賞する運びとなりました。

当表彰は、文部科学省が日本の科学技術の水準の向上に寄与することを目的に、科学技術分野において顕著な成果をおさめ、現に利活用されている研究開発を行った個人またはグループに対し、その功績を讃えるものです。

受賞者の業績である大型二輪車用過給エンジンは、当社のガスタービンやガスエンジン、航空機など、様々な部門の技術を結集し、過給機とエンジン本体を自社で同時開発。二輪車のエンジンに求められる、軽量、コンパクト、俊敏な応答を実現しながら、高出力、低燃費を実現した点が高く評価されました。なお、業績の成果は「Ninja H2R/Ninja H2/Ninja H2 SX/Z H2」で利用されています。

受賞者代表:モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部開発部第一課課長 市聡顕のコメント
「このたび、たいへん名誉ある賞を頂き光栄に思います。今回の受賞は開発に関係した全員で頂いたものと感じています。この表彰を機にさらなる技術の研鑽につとめ、多様化するお客様のご要望にこたえ、地球環境の未来に貢献するモーターサイクルの開発を推進していきます。」

大型二輪車用過給エンジン★.jpgのサムネイル画像

大型二輪車用過給エンジン(Ninja H2R)

Ninja H2R.jpg

Ninja H2.jpg

Ninja H2R/Ninja H2(過給エンジン搭載モデル)
Ninja H2 SX.jpg Ninja H2 SX/Z H2.jpg

Ninja H2 SX/Z H2(過給エンジン搭載モデル)

■受賞概要

表彰名: 令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門
業績名: 高出力低燃費を実現した大型二輪車用過給エンジンの開発
受賞者: 市聡顕 モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部開発部第一課長
     渡部寛之 モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部第一設計部第二課長
     有馬一樹 モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部第一実験部第一課
     齋藤将仁 本社技術開発本部技術研究所熱システム研究部研究一課長
     田中一雄 本社技術開発本部技術研究所熱システム研究部研究三課長

■文部科学省ホームページ 「令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定について」
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00187.html

■公益社団法人 自動車技術会ホームページ「令和2年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞 本会推薦者が受賞」
https://www.jsae.or.jp/PR/2020/PR20001/