高知県と仁淀川町の「協働の森づくり事業」に協賛

2007年05月18日

カワサキプラントシステムズ株式会社は、川崎重工業株式会社とともに、高知県と仁淀川町が推進する「環境先端企業との協働の森づくり」事業に協賛しました。平成19年5月18日に高知県庁で行われた調印式には、高知県・橋本知事、仁淀川町・藤﨑町長、川崎重工業・山下執行役員、そして当社・林社長の四者が出席し、パートナーズ協定が締結されました。
この事業は、高知県による環境保全事業の一環で、本年より3年間、企業と地域・地元自治体とが協働して、林業の衰退により手入れの行き届いていない森林の再生に取り組んでいくものです。なお、協定対象となる森林は仁淀川町の町有林の一部で、当社はこの森林を「Kawasaki-仁淀川学びの森」と命名しました。
一方、仁淀川町では、当社が開発したバイオマス流動層ガス化・ガスタービン発電設備を使ったNEDOの実験事業が現在進行中であり、当社はこの事業にも参画しています。ここでは、地元の山林(「Kawasaki-仁淀川学びの森」を含む)から発生する間伐材や林地残材等をバイオマス燃料として活用し、発電や熱供給を行なうとともに、ペレットを生産して地元の施設で重油代替の燃料として利用します。
当社は、これらの実験事業ならびに協働の森事業への協賛を通じて、地域の林業振興と雇用の創出、さらには全国屈指の清流である仁淀川を守るための森林保全、さらにはCO2の削減や地球温暖化対策に貢献していきます。

<協定森林(「Kawasaki-仁淀川学びの森」)の概要>
■場所・面積
仁淀川町長坂地区 67ha 杉・檜90%、広葉樹10%
仁淀川町川口地区  3ha 杉・檜90%、広葉樹10%

■協定期間
平成19年5月18日~平成21年5月18日(3年間)

■実施事業
対象森林の間伐、作業道の開設、森林技術の習得、当社社員との協働間伐 など

以上

(写真)
左より仁淀川町・藤﨑富士登町長、当社・林敏和社長、川崎重工業・山下清司執行役員、高知県・橋本大二郎知事