スーパーバイク世界選手権で史上初の4連覇を達成し、自身が持つ連覇記録を更新

2018年09月30日

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川崎重工のファクトリーレースチームである「カワサキレーシングチーム」からスーパーバイク世界選手権にNinja ZX-10RRで参戦しているジョナサン・レイ選手が、9月29日のマニクールサーキット(フランス)における第1レースで勝利し、史上初となる選手権4連覇を達成。自身が持つ連覇記録を更新しました。

今年はレース結果に応じてエンジン回転数の上限を規制する新レギュレーションが実施され、カワサキレーシングチームにとっては厳しいシーズンのスタートとなりました。しかし、セッティング変更によるマシンのパフォーマンス向上と、新しいセッティングにあわせてライディングスタイルを変えるなどのレイ選手の惜しみない努力によって、後半戦に入るとライバルを圧倒するようになり、見事タイトルの獲得に至りました。

連覇記録の更新に加え、優勝回数でもカール・フォガティの持つ史上最多記録に並んだレイ選手。
「過去の優勝のときもそうでしたが、自分の成し遂げたことについて、言葉を見つけるのが難しいです。Ninja ZX-10RRに乗って、最高の人たちに囲まれ、まるで波に乗っている気分です。いつもレースを見守ってくれた両親、最高のマシンを用意し自分の力を引き出してくれたカワサキのチームに感謝しています。」と語っています。

■「Ninja ZX-10RR」の概要

「Ninja ZX-10RR」は、レーサーレプリカと呼ばれる最尖鋭のカテゴリに属するモデルで、スーパーバイクでの勝利を目的として開発された。一切の贅肉をそぎ落としたスパルタンなデザインが魅力。
2019年モデルは、本モデルを含む「Ninja ZX-10R」シリーズの全4車種、「Ninja ZX-10R ABS / Ninja ZX-10R」「Ninja ZX-10RR」「Ninja ZX-10R SE」をモデルチェンジ、エンジンの改良と装備の充実により、サーキット走行性能をさらに高めている。2018年10月1日より導入国で順次発売。

※スーパーバイク世界選手権:FIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の市販車最高峰のロードレースで、ヨーロッパを中心に世界を転戦する。車両規格は、公道走行用の市販車で、4ストローク2気筒1200cm以下、3・4気筒1000cm以下のエンジンを搭載したマシンであることが条件。マシンの改造範囲は制限されており、市販車に近い仕様でレースが行われることから、ベースとなるマシン本来の性能が証明される場として世界的に高い人気を誇っている。