スーパーバイク世界選手権で通算100勝を達成

2017年05月30日

川崎重工のファクトリーレースチームである「カワサキレーシングチーム」は、5月27日~28日に開催されたシリーズ第6戦イギリス大会でスーパーバイク世界選手権※通算100勝を達成しました。 

 

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 今年も開幕戦から好調な戦いを続けるカワサキレーシングチームは、27日に行われたレース1で、「Ninja ZX-10RR」に乗るトム・サイクス選手がライバルを圧倒する走りで今季初優勝し、28日のレース2では、同マシンに乗るジョナサン・レイ選手が快走を見せて今季8勝目を飾り、カワサキはスーパーバイク世界選手権通算で100勝を達成しました。 

 1988年のハンガリー大会で、GPX750を駆ったエイドリアン・モリアス選手がカワサキにスーパーバイク世界選手権初優勝をもたらして以来、ZXR750、ZX-7RR、Ninja ZX-10R、Ninja ZX-10RRと参戦するモデルは変遷を遂げながら、今大会で100勝に到達しました。

 選手権は6戦12レースを終えて、1位を8回、2位を3回獲得しているジョナサン・レイ選手が総合ランキング首位をキープし、トム・サイクス選手が1位を含む9回表彰台に登壇し、総合ランキング2位につけています。カワサキは、3年連続のマニファクチャラーズタイトルおよびチームタイトルの両タイトルの獲得に向けて、また一歩前進しました。

レース結果詳細:http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/msinfo/sbk/2017/round6.html


■「Ninja ZX-10RR」の概要
  「Ninja ZX-10RR」は、レーサーレプリカと呼ばれる最尖鋭のカテゴリに属するモデルで、それぞれスーパーバイク/スーパースポーツレースでの勝利を目的として開発された。一切の贅肉をそぎ落としたスパルタンなデザインが魅力。

 

※スーパーバイク世界選手権: FIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の市販車最高峰のロードレースで、ヨーロッパを中心に世界を転戦する。車両規格は、公道走行用の市販車で、4ストローク2気筒1200cm3以下、3・4気筒1000cm3以下のエンジンを搭載したマシンであることが条件。マシンの改造範囲は制限されており、市販車に近い仕様でレースが行われることから、ベースとなるマシン本来の性能が証明される場として世界的に高い人気を誇っている。