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パイロット実証の核心② 液化水素荷役基地「Hy Touch 神戸」
液化水素を船から受け入れ、貯蔵するために必要となる荷役基地。
CO₂フリー水素サプライチェーン推進機構「HySTRA」によるパイロット実証*のために建設されたのが、神戸空港島にある世界初の液化水素荷役実証ターミナル「Hy
touch 神戸」です。
Hy touch
神戸は、2020年から稼働を開始し、液化水素運搬船からの液化水素の荷役、貯蔵、供給までの一連のプロセスを実証しています。
*NEDO助成事業「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」
液化水素の荷役設備
Hy
touch神戸には、容積2,500㎥の球形真空二重殻タンクと液化水素専用船陸間移送ローディングアームなど液化水素のための様々な設備が設置されています。
これら基地設備は全て−253℃の液化水素の状態を維持する断熱構造が採用されており、荷役作業の中で水素が気化しないよう設計されています。
(NEDO助成事業「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築事業」により実施。)
-253℃を維持する高性能な断熱技術
水素を大量に効率よく貯蔵するためにはためには、-253℃という極低温で保持する必要があります。もし液化水素を常に冷却して維持すれば冷却のための多大なエネルギーとその維持コストを要してしまいます。そこで、荷役に係る設備には、内外2つ重ねたタンクの間の真空層で自然入熱を遮る「真空二重殻断熱構造」を採用し、いわば巨大な魔法瓶のような保冷構造を有しています。この構造は当社が1987年に種子島宇宙センターに納入した液化水素タンクの約40年にわたる保守・運用のノウハウを活用した、当社が誇る断熱保冷技術です。
商用化実証に向けて
これにより、液化水素荷役のパイロット実証は完遂し、液化水素を安全に長期貯蔵できるということを証明しました。ここで証明された技術は次の商用化実証において建設予定の川崎LH2ターミナルでもこの技術が活用される予定です。