移動本能
ひとには「移動することによって幸せを感じる」といった仕組みが遺伝子レベルで組み込まれているという研究結果を基にして考えました。
また、初めての場所へ移動して幸せを感じると、脳内の記憶と意欲などに関わる領域が強く結びつくということも脳画像分析から判明しています。
このことから、ひとのDNAには「移動本能」が存在し、それを叶えるためにモビリティが生まれ、進化してきたと考えました。
また、社会の変化にもこの「移動本能」が深く関与しているのではないかとも考えています。
よりたくさんの獲物を求めて遠くに行くために、よりたくさんの農作物を育てるために、よりたくさんの工業製品を運ぶために、画面で見たきれいな景色をより早く快適に見に行くために、ひとは「移動本能」と共に、その時代(society1.0~4.0)に合ったモビリティを開発・進化させてきました。
「未来の都市」のテーマであるSociety 5.0の社会では、モビリティがさらに進化します。
当社の展示エリアでは、当社グループが考える「移動本能」を解き放つ、
ひと・もの・こころを動かすパーソナルモビリティとマスモビリティを実物大で展示する予定です。
パーソナルモビリティは、Kawasakiのモーターサイクルの基本理念である「Fun to Ride(走る悦び、操る楽しさ)」を⼤切にしながら、
今まで⾏けなかった場所へ、安全に移動できる新カテゴリーのモビリティです。
マスモビリティは、旅や移動の概念を変える新しい公共交通システムを表現します。陸・海・空それぞれの輸送機器を⼿掛ける当社グループだからこそ実現可能な、誰もが⾃由で快適な移動を楽しむことができるシステムを表現します。
未来社会ショーケース事業 「フューチャー
ライフ万博・未来の都市」とは?
未来社会ショーケース「未来の都市」のイメージ動画です。
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画像提供:2025年日本国際博覧会協会
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未来の都市は、協賛者12者により、Society 5.0が目指すサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムで、経済発展と社会課題の解決を両立する人間を中心とした都市像が描かれ、「Society 5.0と未来の都市」「環境・エネルギー」「交通・モビリティ」「食と農」「ものづくり・まちづくり」の5つの分野で、未来の都市を想起させる展示が行われる計画です。
川崎重工グループの取り組み
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川崎重工グループは、グループビジョン2030「つぎの社会へ、信頼のこたえを」を制定し、社会課題を解決するソリューションを、お客様の「期待と信頼」に応えて提供していくために、社会変化にタイムリーに適応し、新たな価値を届けることを目指しています。
特に、脱炭素化社会の実現には、水素エネルギーが有効なソリューションであり、水素の製造から供給までのサプライチェーン構築とともに、あらゆるモビリティが水素を燃料に動く社会を作るべく、液化水素運搬船をはじめ水素燃料航空機、水素燃料鉄道車両、水素燃料モーターサイクルなどを開発しています。
ニュース
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- 2024年9月13日
- 内閣官房主導の「EXPOスクールキャラバン」への協力
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- 2024年8月28日
- 大阪・関西万博の展示テーマ「移動本能」を公開
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- 2024年4月11日
- 「公民連携による万博子ども招待プロジェクト」への協賛
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