やりたい!を、やってやろう。

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プロジェクト紹介について

2004年入社・O.Tさん(写真左)と、2013年入社・O.Aさん(写真右)。
ボイラ技術部で活躍されているお二人に、コージェネ大賞2022 技術開発部門「優秀賞」を受賞した、 水素を活用した一大プロジェクトである「水素30%混焼追焚バーナ付排熱ボイラの製品化プロジェクト」に携わられた際のお話を伺いました。

水素30%混焼追焚バーナ付排熱ボイラの製品化プロジェクト

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顧客の要望と時代の要請に応えるために

O.T.さん:ある時、既存のお客様から「水素を活用したコージェネをやりたい」という要望が届いたんです。 実は、これまでもこの「水素を使いたい」という声があり、私自身もその必要性は感じていたのですが、 一方でどこまで採算がとれるかという点で二の足を踏んでいました。 しかし、今回お客様からかなり強い要望をいただいたこと、そして「脱炭素化」というのが世界的なトレンドになりつつあること、 なにより私自身も“やりたい!”と思っていたプロジェクトだったので、自信を持って会社側に提案することができました。 無事に社内でのレビューも通り、プロジェクトは承認されました。 そうなると、次に必要になるのはチームです。その時、真っ先に声をかけたのが彼ですね。

O.A.さん:もともとコージェネチームで詳細設計を担当していた私にお声がけいただいたのは製品理解が十分にあったこと、 そしてリーダー的な役割を担っていた部分があるのかなと思っています。 もともとモノづくりを通して社会貢献をしたいという思いがあったので二つ返事で引き受けました。 やはりSDGsの観点からも「脱炭素」や「CO2削減」というのは地球規模の大きな課題と言えますからね。 また新しいことに挑戦したいという気持ちもあったので、本当に最高の機会だと思いました。

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高まる社内外の期待、立ちはだかる技術的課題

O.T.さん:いざプロジェクトがスタートすると、色々な方からリアクションをいただく機会が増えてきました。 会社の役員や経営層の方から、ふとしたタイミングに「上手くいってるの?」と声をかけてもらったり、 色々なお客様からも「うちも使いたいんだけど・・・」「導入を考えている」「いつ頃にリリースするの」と次々に連絡をいただき、 本当にニーズの高い製品なんだなという実感と、必ず実現しなければいけないというプレッシャーを感じましたね。 親会社である川崎重工業(株)とも連携したプロジェクトだったので、そこからの期待も感じていました。 チームとしても、そんな社内外の期待の高まりを受けて「やってやろう!」という気概にあふれていきました。

O.A.さん:新製品の開発ですが、 一つひとつの技術的要素は社内で知見がある分野だったので既存の技術の組み合わせでクリアできるのではというのが当初の考えでした。 しかし、いざ開発を進めていくと想定外の課題に突き当たりました。 これまでのノウハウでは解決できない技術的な課題。 チーム全体でディスカッションを積み重ね、解決方法を探っていきました。 そんなことが開発の過程では何度となくありましたね。 こう伝えると大変な印象を受けるかもしれませんが、技術者・設計者としては新しいアイディアを考える経験は純粋に楽しかったです。 その結果、予定通り2022年に製品をリリースすることができました。

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ベンチャー企業のように挑戦し、大企業のように社会にインパクトを

O.T.さん:結果的に、この新製品は冒頭でご紹介しているように業界的に知名度の高い賞を受賞。 現在、かなりのお引き合いをいただいています。 また開発の契機となったお客様にもご提案することができたので、良かったと思います。 思えば、川重冷熱工業は大企業というほどの規模ではないので、手を挙げれば誰もがチャンスをもらえる環境がある一方で、 高い技術力とグループのスケールがあるので今回のように社会に大きなインパクトを与える仕事ができる。 その両立が可能なのが川重冷熱工業の良さなのかもしれません。

O.A.さん:今回の新製品によって排出するCO2を大きく削減することはできました。 しかし、今後さらに「脱炭素」のトレンドは進んでいくと思いますので、 より水素の混焼比率上げた製品の開発も取り組んでいきたいと思っています。 それが技術者としての私の成長にも、社会の貢献にもつながりますから。

担当者インタビュー

今回のプロジェクトを経てお二人が成長したと感じる点と、どんな人が川重冷熱工業に向いているかについて伺いました!

鈴木太郎

2004年入社 ボイラ技術部 O.T.さん

今回のプロジェクトを通じて成長したと感じる点は、技術力とプレゼンテーション能力ですね。 特にプレゼンテーション能力においては、専門知識のある人や専門外の人、立場が異なる等、様々な人を説得する難しさを改めて感じた反面、それが成長に繋がったのだと実感しています。
また、どんな人が川重冷熱工業に向いているかですが、自ら目標を見つけ、達成したいという意欲がある人が、川重冷熱工業には向いていると思います。 川重冷熱工業は530人前後の規模の会社のため、個人の意見がとおりやすく、やりたいことを実践できる環境にあるためです。

鈴木太郎
鈴木太郎
鈴木太郎

2013年入社 ボイラ技術部 O.A.さん

今回のプロジェクトで成長した点は、説明力かと思います。 製品化を行うにあたり、他部門に対しても、納得してもらえるように説明する必要がありますので、 他部門の方々がどういった視点をもっていて、事実のどの部分に重きを置いて説明すればよいかという感覚を鍛えられました。
また、どんな人が川重冷熱工業に向いているかについては、根拠をもって意思決定が出来る人が向いていると思います。 O.Tさんと少し内容が被りますが、明確な根拠を持って意見を主張すれば、聞き入れてもらえる環境だからです。