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Our Business

事業内容

最先端に挑む

川崎重工業(株)と共に歩む

当社の誕生は1981年。川崎重工業(株)航空宇宙システムカンパニーの技術分野を支援する企業として発足しました。以来、川崎重工業(株)航空宇宙システムカンパニーが製造する防衛航空機、民間航空機、誘導機器、宇宙機器等の設計・解析・試験・生産技術・情報システムといった技術分野をサポートしています。

生涯エンジニア

全従業員のうちエンジニアが占める割合はなんと97%。管理部門を除けば全てエンジニアのフィールドなので、「エンジニアとして働きたいと思って入社したのに、別の職種に異動になってしまった…」ということもなく、生涯エンジニアとして活躍できます。

航空宇宙の仕事ができる

当社は航空宇宙技術専門の会社です。入社から定年まで航空宇宙に関わる仕事ができます。職場は川崎重工業(株)岐阜工場(岐阜県各務原市)と名古屋第一/第二工場(愛知県弥富市/飛島村)のため、腰を据えて仕事に取り組むことができます。

私達の使命

一人前のエンジニアになるには5~10年かかると思ってください。自分の専門分野でエキスパート、つまり「この分野のことはこの人に聞けばわかる」と言われるような存在になることが当社エンジニアの使命です。

設計・解析

Design & Analysis

空力

見えない空気を見極める

航空機の安全かつ効率的な飛行のために、機体に触れる空気の流れや、機体にかかる圧力等を確認し、開発の第一段階である航空機の「基本形〜イメージ〜」を決定します。航空機周辺の空気の流れや圧力を可視化するCFD解析や、機体の縮尺模型にセンサーを取り付け、飛行中と同じ条件の風を当ててデータを取得する風洞試験等を行っています。

構造

根拠ある「安全」で人を守る

空力にて決定された航空機のイメージを具体的な形へ落とし込んでいきます。航空機の部品形状を強度や重量等において、安全に飛行するための全ての条件を考慮して設計します。また、設計はCATIA等の設計ツールを使ってパーツごとに行いますが、最終的に一つの機体に組み上がった際の整備性は良いか、パーツ同士が干渉しないか等も考慮する必要があり、他部門と連携を取りながら設計を進めていきます。

制御

パイロットの想いをかなえる

飛行特性(操縦のしやすさ)についてのパイロットからの要求は高度になってきており、機体形状の工夫のみでは限界があります。そこで、機械による制御を加えることにより飛行特性の改善を図ります。そのために、様々なデータに基づいた飛行性の解析やフライト・シミュレータによる評価を基に制御設計を行います。

電気電子

電気を支配する

航空機には様々な電気・電子機器が搭載されており、それらをつなぐ配線も膨大な数になります。電気・電子機器を、それぞれの航空機に最適かつ安全なシステムとして機能させるため、機器装備、配線等の設計業務はもちろん、電磁波解析、試験業務を行っています。最近の航空機は計器をはじめ、電気なしでは動かない装置が増加しており、電気電子担当の重要性が増しています。

装備

航空機に命を吹き込む

航空機は胴体と翼だけでは飛ぶことができません。エンジン・空調・操縦・油圧・降着等、多岐にわたる装置から構成されるシステムを搭載して初めて飛ぶことができます。航空機に合わせた最適なシステムを構築し、安定して機能させていくことが重要な使命です。

生産技術

Production Technology

治工具・設備

「つくる」を支える

部品の加工に必要な型や、機体の組み立てに必要な作業用足場等、航空機の製造に必要な補助器具を設計しています。機体によって大きさや形が違うため、それぞれの部品や機種ごとに専用の治工具や設備が必要とされます。

NCマシンプログラミング

機械と一体になる

機械を用いることにより、より高精度でかつ効率的に部品を加工することができます。その機械に対し、加工命令や移動命令をコンピュータで制御させる為のプログラミングを行っています。この業務には加工機械、加工理論、CAD/CAMに精通した知識が求められます。

部品製作

「できない」を「できる」に変える

航空機の部品は数百万点にも及びます。また、加工工程も機械・板金・複合材プロセス・化学処理等と多岐に渡ります。それらの部品を設計通りに製作するために、材料等の条件やコスト、作業時間を考慮した加工方法を検討・計画しています。また、常に最先端の加工技術についても研究しています。

機体組立

完成へと導く架け橋

図面を見ながら、品質、コスト、納期の全てを満たすことができるスケジュールや作業手順を考えます。作業できるスペースがあるか、期待通りの精度で組み立てられるのか等を考え、設計部門と作業部門との架け橋のような役割をしています。そして、組立作業が始まると、作業現場に足を運び、作業者と調整しながら機体を完成させます。

装備品・電子機器

装備を操る

航空機にはたくさんの機器や装置が設置されますが、航空機の製造過程で外観から機能の良否を判断することはできません。そこで、機器や装置の機能を確認する試験計画を立案し、試験に立ち会って指揮をします。また、それらの機器を繋ぐ配線も膨大な量となるため、お互いに干渉しない配置の検討を行っています。

IT

Information Technology

社内ネットワーク

仕事をつなぐ、支える

工場内のLANやそれに接続される各種システムを開発・設計し、維持運営しています。このシステムは、工場内で働く数千人が滞りなく作業できる環境をサポートしています。また、膨大な量の図面データを適切に管理するためのシステムを開発・設計し、維持管理を行っています。

電子マニュアル

使いやすさを求める

設計図面を基に、動画機能、アニメーション機能、3D表示機能を備えた航空機向けの電子マニュアルを制作しています。膨大な量の航空機資料をコンパクトにまとめ、顧客の利便性に寄与します。

航空機技術の応用

Applied Technology

試験用機材

航空機開発を陰で支える

航空機を開発する過程では、様々な性能試験が行われます。その試験に必要な専用の装置や試験用供試品を製作しています。また、開発に先駆けて部分試作品、開発用の設備などを開発/設計しています。

応用製品

複合材のエキスパート

軽量で強い特性を持つ複合材は、近年様々な分野で使用されるようになってきています。航空機業界での歴史は長く、これまでに培った知識や技術を活かし、複合材を使用した部品や構成品を提供することにより、製品の軽量化・高剛性化が実現しています。当社の技術は、陸上スパイクのソール部分やレース用バイクのカウル等に使用されています。