ENTRY

Interview

先輩インタビュー

新田 力也

Rikiya Shinden

2012年入社

航空・機械系

私の仕事

私が現在担当している仕事は、ロケットの先端に位置するフェアリングの開発設計及び維持設計です。フェアリングとは人工衛星をロケット打ち上げ時の環境から守り、 宇宙に無事届けるためのものです。その中でメインとなる仕事が、フェアリングの設計や製造図面の作成です。 設計作業は製造、組み立ての源流となる仕事のため、とても責任を感じますが、同時に面白みがあります。

システム設計部 宇宙システム設計課

1

入社のきっかけは?

大学で航空宇宙学を勉強してきたこともあり、就職活動では宇宙関係の企業を中心に探していました。また、私の設計者像として、PCに向かうだけでなく現場で実際の物を見て、肌で感じたいという思いがありました。そういった視点で探していく中で、川重岐阜エンジニアリングでロケット開発をしていることを知りました。そして、岐阜工場の工場見学で、製造現場が身近にあり設計ができる環境を見て、この会社に入りたい!と思い入社を希望しました。

2

印象に残った仕事、仕事のやりがい

印象に残った仕事はフェアリング開発における試験部品の設計です。試験に関わる部品を全て設計し、スケジュール管理、製造業者との調整、組み立て、試験と一連の作業に携わることができました。 特に、自分の設計した部品が完成したときは、うまく出来ているかドキドキしましたが、それ以上に達成感がありました。責任のある仕事でしたが、その分やりがいも感じ、自身の成長に繋がったと思います。

3

良かったと思った瞬間、KGE自慢

自分の設計した部品を実際に見られる機会が多いことが魅力です。航空機では完成間近の機体まで社内で取り扱ったり、宇宙機ではロケットの打ち上げまで技術支援を行ったりと、最終工程近くまで携わることができ、"モノづくり"を実感できると思います。また、社員同士の繋がりを大事にしている方が多く、優しい人が多いことも魅力の一つです。自由参加のバスツアーや体育行事など楽しいイベントも多くあり、社員同士の交流の機会も多いです。

4

仕事に対する心がけ

常に良い製品を設計するということと、楽しんで仕事をすることを心掛けています。最終的な製品としての能力を損なうことなく、荷重の流れ、重量、作業性、コストなど様々なことを考え、設計の最適解を見つけられるよう仕事をしています。しかし、眉間にシワをよせて仕事ばかりしていると思考がうまく整理できないこともあります。そのため、あまり肩に力を入れ過ぎず、仕事を楽しむようにしてます。

5

上司と部下、どんな雰囲気?

上司も部下も年の差関係なく、分け隔てなく仕事をしています。設計という仕事は経験が関わる部分もありますが、本質的な良し悪しは経験を問いません。そのため、上司や部下も関係なく意見を出せる雰囲気ができています。

6

マイドリーム

将来の夢というより、少し先の目標になりますが、現在開発しているフェアリングを無事に打ち上げたいと思っています。今後の日本の宇宙開発を前進させる重要なロケットになるため、開発の苦労が最高の思い出になるよう頑張っていきたいです。

7

休日の過ごし方

一日は部屋の掃除や買い物、読書、映画などゆっくり過ごしています。もう一日は登山やサイクリング、水泳などで体を鍛えることが最近のサイクルになっています。岐阜近辺は北アルプスや琵琶湖などレジャースポットも豊富です。有給休暇も取りやすいので、泊まりで遠出することもあります。