陸・海・空の安心・安全、クリーン、快適な移動・輸送手段の提供

船舶、鉄道車両、航空宇宙システム、モーターサイクルなどの輸送機器メーカーとして、グローバル化に伴う移動・輸送の活発化への対応を進め、環境リスクの低減を図ります。


船舶海洋カンパニー

社会価値を創出する取り組み

船舶海洋カンパニーでは、LNG燃料船の普及、大型液化水素運搬(燃料)船の開発・建造を通じて地球環境保全に貢献します。LNG燃料は、重油に比べて、窒素酸化物(NOx)・硫黄酸化物(SOx)等、大気汚染の原因となる物質の排出を大幅に削減できます。LNGを燃料とした各種船舶の開発・建造をしていくことで、船舶に対するNOxおよびSOxの各排出規制に対応し、海の大気汚染防止に貢献します。さらに、LNG燃料の推進システムを自社建造以外の船舶にも供給し、環境にやさしいLNG燃料船が世界中で運行されるよう、LNG燃料供給システム(FGSS)の製品化にも取り組んでいきます。また、水素を液体にして大量に運べる船舶(液化水素運搬船)の開発も行っています。水素は燃料として使用した際にCO2を排出しない究極のクリーンエネルギーです。その水素を低価格かつ大量に運べる船舶を世界で初めて実用化することで、水素エネルギーの普及を促進し、CO2を排出しない社会の実現に貢献していきます。あわせて水素を燃料とする船舶推進システムの開発にも取り組んでいきます。

  • FGSS:Fuel Gas Supply System

2030年の目標/KPI

  • LNG燃料船・大型水素運搬(燃料)船の建造隻数:1隻(年間)
  • FGSSの受注:複数件(年間)

「中計2019」の達成像

  • 小型液化水素運搬船(パイロット船)の建造の完了
  • FGSSの開発・製品化の完了
  • LNG燃料船の複数隻受注
  • FGSSの受注

2018年度の実績

  • 2019年1月 大型LNG燃料ばら積み運搬船を開発
  • 小型液化水素運搬船建造中

車両カンパニー

社会価値を創出する取り組み

車両カンパニーでは、2030年の目指す姿を、安全性、快適性、信頼性が高く、ライフサイクルコストにも優れ、省エネルギーで環境負荷の小さい鉄道車両の製造を通じて、グローバルな輸送インフラの拡充に貢献することと定め、その実現に向けて、国内外の高速車両プロジェクトへ参画を進めるほか、国内、北米、アジアの各市場への車両供給を継続しながら、アジア新興各国における新規鉄道インフラ整備への参画を推進していきます。また、センシングや画像解析、IoT技術を組み合わせた状態監視技術を深度化し、顧客ニーズである安全安定輸送の維持・向上、車両メンテナンスの効率化、およびライフサイクルコストに優れた鉄道システムの実現に寄与していきます。

2030年の目標/KPI

  • 車両納入両数:1,000両
  • 車両メンテナンスの効率化・スキルレス化、安全安定輸送の維持・向上、および鉄道事業者が提供するサービス・付加価値の向上への貢献

「中計2019」の達成像

  • 北米向け大型案件(ニューヨーク地下鉄向けR211)の計画通りのプロジェクト遂行
  • アジア円借款案件(バングラデシュ向けダッカメトロ6号線MRT)の計画通りのプロジェクト遂行
  • ストック型ビジネス拡大による顧客におけるメンテナンスの効率化と安全安定輸送の維持
  • センシングや画像解析技術を活用した部品の販売開始およびメンテナンス効率化に向けた部品・サービス事業の展開

2018年度の実績

  • 車両納入両数:474両
  • センシングや画像解析技術を活用した部品の販売開始に向けた鉄道事業者との試験実施

航空宇宙システムカンパニー

社会価値を創出する取り組み

画像提供:ボーイング社

航空宇宙システムカンパニーでは、2030年の目指す姿を、環境性能に優れ、高い安全性と信頼性を兼ね備えた航空輸送システムを提供することと定め、その実現に向けて、ボーイング787および777Xの開発、航空エンジンではTrentシリーズおよびPW1100G-JMなどの開発への参画により低燃費型航空機、低燃費型エンジンを着実に提供するとともに、消防・防災ヘリ、ドクターヘリとしての活躍が期待される低騒音型ヘリコプタBK117の製造販売に注力します。さらに、今後、環境に配慮した新規航空機およびエンジンの国際共同開発への参画を目指すことにより環境改善に貢献していきます。

2030年の目標/KPI

  • 環境に配慮した航空機、ヘリコプタおよびエンジンの提供と開発参画範囲の拡大

「中計2019」の達成像

  • 環境に配慮した航空機、ヘリコプタおよびエンジンの提供と新規プログラムへの参画
  • 787 分担製造品生産
  • BK117 売上数:完成機生産、分担製造品生産
  • 低燃費型エンジン Trent 1000 分担製造品生産

    Trent XWB 分担製造品生産

    PW1100G-JM 分担製造品生産

2018年度の実績

©Rolls-Royce plc
  • 787 分担製造品:売上数146機
  • BK117 売上数:完成機1機、分担製造品79機
  • 低燃費型エンジン Trent 1000 分担製造品生産

    Trent XWB 分担製造品生産

    PW1100G-JM 分担製造品生産


モーターサイクル&エンジンカンパニー

社会価値を創出する取り組み

モーターサイクル&エンジンカンパニーでは、2030年の目指す姿を、「走る悦び・操る楽しさ」と先進的なライダーサポート機能を有するモーターサイクル、およびクリーンなモーターサイクルを開発・製造・販売することと定めています。その実現に向けて、「Fun to Ride(走る悦び、操る楽しさ)」「Ease of Riding(乗りやすさ)」「環境性能向上」を製品開発の基本理念とし、モーターサイクルの性能向上、ライダーサポート機能の充実、排ガス・騒音などの環境規制対応に取り組んでいきます。協調型高度道路交通システム(C-ITS)機能に関しては、二輪車業界が開発に向けて設立したコンソーシアム(CMC)に参画しており、同機能に対応したモーターサイクルの早期販売を目指しています。また、電動バイクやハイブリッドバイクなどクリーンエネルギーで駆動するモーターサイクルに関しては、将来展開に向けた試作機の製作と機能評価を行っていきます。

  • C-ITS: Cooperative Intelligent Transport Systems
  • CMC: Connected Motorcycle Consortium

2030年の目標/KPI

  • C-ITSなどの先進的なライダーサポート機能を有するモーターサイクル、および電動バイクやハイブリッドバイクなどのクリーンエネルギーで駆動するモーターサイクルの提供

「中計2019」の達成像

  • 通信機能を備えたコネクテッドモーターサイクルの上市による、快適かつ便利な移動の実現。ライダー支援機能の採用による安心なライディングの提供
  • 欧州の厳しい排出ガス規制をはじめとした各国の環境規制のクリア
  • 各年度における新規モデルの前モデルからのWMTC燃費向上率(世界統一基準):モデル平均1.5%以上
  • WMTC:Worldwide-harmonized Motorcycle Test Cycle

2018年度の実績

  • Ninja H2 SX:優れた燃費性能と低排出ガスレベルを世界最高レベルの動力性能とともに達成
  • Versys 1000:新たに電子制御スロットルバルブを採用したことによりスムーズな出力特性の実現。欧州の排出ガス規制であるユーロ5をクリア。ボタンを押すだけで設定した速度を維持することが可能なエレクトロニッククルーズコントロールの採用により、長距離走行時における疲労の軽減、快適性の向上に貢献
  • 2019年モデルのNinja H2 SX SE+、Versys 1000 SE:スマートフォン接続を実現。「RIDEOLOGY THE APP」により、ライディングモードの設定・電話着信・メールの液晶パネルへの表示による快適な移動のサポートを実現

お問い合わせ

このページに関する更なる情報をご希望の際は、右のボタンよりお問い合わせください。