川重ファシリテック株式会社 KAWAJU FACILITECH Co.Ltd.

川崎重工業株式会社
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インスペクション

INSPECTION

磁気フィルムを用いたMT法

熱交換器細管の保守検査には、渦流探傷法(ET)、リモートフィールド渦流探傷法(RF-ET)、漏洩磁束探傷法および内挿式超音波探傷法が用いられています。

磁気フィルムMT法の特徴

1検出感度大

  • 試験面傾斜度の影響なし

2判定容易

  • 直接その場観察
  • 熟練不要

3検査時間短縮

  • 瞬時に欠陥指示模様表示

4コストダウン

  • 前処理工程短縮
  • 水、灯油などの分散媒が不要(環境を汚さない)
  • 後処理不要
  • 磁気シートの繰返し使用可

5記録性優

  • 指示模様の保持は長期間
  • コピー機による複写可
  • 写真撮影が容易

原理

探傷前

図

探傷後

図

検出性能

検出例:タンク内に発生したSCCの探傷例

探傷試験の結果、従来法と同等の検出性能を持ち、探傷姿勢の影響を受けないことが確認されました。
また、水中でも大気中と同等の探傷結果が得られました。

球形タンク内面に発生した応力腐食割れの探傷例

  • 従来法(蛍光磁粉探傷)
  • MTフィルム

探傷姿勢ごとの探傷結果

水中探傷結果比較(応力腐食割れ)

  • 大気中
  • 水中
  • 水中での探傷試験状況

記録性

従来の磁粉探傷試験

写真撮影
蛍光磁粉探傷の場合は遮光が必要であり、また紫外線下での撮影となるため、準備に時間がかかります。
転写
黒色および蛍光磁粉探傷で転写可能ですが、一般的に揮発性の分散媒を使用するため、検出欠陥と転写結果に差が生じることがあります。

磁気フィルムMT法

  1. 欠陥検出探傷と記録が同時に行なえるため、効率的です。
  2. 検出欠陥と記録結果に差異がありません。
  3. 欠陥指示模様が原寸で記録できます。
  4. コピー・デジタルスキャナなどで複写・ 記録が可能です。

インスペクションに関するお問い合わせ先

西部地区

〒675-0155 兵庫県加古郡播磨町新島8番地
川崎重工業株式会社 播磨工場内

TEL. 079-435-2190

FAX. 079-435-7503

東部地区

〒278-0042 千葉県野田市吉春830番地

TEL. 04-7124-1012

FAX. 04-7124-0809

鹿島出張所

〒314-0143 茨城県神栖市神栖3丁目7番1号
パレスM棟1号

TEL. 0299-92-8583

FAX. 0299-93-1461

保安検査については西部地区にお問い合わせください.