AIRCRAFT
旅客機の胴体組立

ボーイング787民間旅客機の
胴体構造組立
ボーイング787民間旅客機は世界初の複合材製の機体で、その前部胴体(コックピットの後ろから主翼の前縁部分まで)の構造組立作業を親会社の川崎重工業から請け負っています。

POINT業務の特徴
胴体は継ぎ目の無い円筒形の形状をしており、その内部にドアフレームやフレームといった強度構造部材を取付け、客室エリアの床や貨物室エリアを組み付けて、親会社の艤装ラインに引き渡します。また当社にて胴体に組み付けを行うドアフレーム、フレーム、客室エリアの床の構造部材のサブ組立ての製造も担当しています。


写真をご覧になっていただくとその大きさが分かると思いますが、旅客機の胴体が搬送装置に載せられて工場の中を移動する様は圧巻ですよ。
因みに、この機体は複合材の一体成型なので気密性が高く、機内気圧が一定に保たれることで快適な空の旅を楽しめるのが特徴です。

ボーイング777/767民間旅客機
の胴体構造組立(パネル組立)
ボーイング777/767民間旅客機は1980年代から90年代に掛けて開発された金属(アルミ)製の機体で、その前部胴体(コックピットの後ろから主翼の手前まで)や中部胴体(主翼の上部)の構造組立作業を親会社の川崎重工業から請け負っています。

POINT業務の特徴
胴体は合計10枚のパネルで構成されており、それぞれのパネルにフレームやストリンガーといった強度構造部材を取付け、乗降口や乗客窓を開けて、親会社の組立ラインに引き渡します。


旅客機の胴体が厚さ約2ミリの金属で出来ているなんて驚きですが、強度構造部材のおかげで軽くて丈夫な機体になって、世界の空を飛び回るのです。
我々が世界の空を支えている、なんて偉そうなことは言えませんが、その一員であることは確かです。

