Interview
治具設計の経験を土台に、
設備の安定稼働を支える。
キャリアアップ
インタビュー
入社のきっかけや志望理由を教えてください。
会社説明会で初めて聞いた「治具設計」という言葉が強く印象に残り、川重明石エンジニアリングに興味を持ちました。調べるうちに、治具が機械加工を支える重要な役割を担い、表に出ないところでものづくりを支えていることを知り、その陰ながら支える仕事に魅力を感じました。加えて、面接や選考を通じて、社員の誠実で温かい人柄に触れ、この環境で働きたいという気持ちが強まったことも志望理由の一つでした。
入社当初は、想像以上に幅広い業務に携わることに戸惑いもありましたが、困ったときはいつでもサポートしてくださる先輩方のおかげで、任された業務に積極的に取り組めています。
入社当初から現在までのキャリアの流れを教えてください。
入社後4年間は設計部門で治具設計を担当し、専門性を高めながらものづくりを支える設計スキルを磨きました。そして、5年目に設備保全課へ異動し、保全作業に関わる部品調達、現場や供給者との調整等、人との関わりが格段に増える新たな業務に挑戦することに。上司から「設備の知識を身につけておくことは、将来再び設計に携わるときの強みになる」と言葉をかけられたことも大きな後押しになりました。そのおかげで、未知の業務への不安よりも、「新しいステージで成長できる」という前向きな気持ちで異動を受け入れられたのだと思います。
現在は、部品調達、現場や供給者との調整以外にも、保全作業がしやすい環境・仕組みづくりとして、フロー整備や新しいアプリの導入提案、「事後保全から予防保全」へ転換させるための活動等にも取り組んでいます。課題を分析して提案を実行に移すことで、業務効率向上やプロジェクト進行に貢献しています。
設備保全の業務内容について教えてください。
具体的な業務は多岐にわたりますが、中心となるのは、突発的な故障への迅速な復旧対応です。直接修理作業をすることはありませんが、保全の技術担当として修理部品の手配や供給者との調整はもちろん、設計の経験を活かして対象となる修理部品を図面化する等、現場の課題に対して柔軟に対応しています。また、単に設備を修理するだけにとどまりません。保全に付随する輸出管理や消防申請といった各種書類の作成から、定期点検の計画立案、さらには予備品管理等のシステム検討まで、将来を見据えた「仕組みづくり」にも深く携わっています。
この業務に就いて強く感じるのは、特定の分野に縛られない「柔軟な探求心」の大切さです。機械の加工方法や構造はもちろん、時にはITやデジタルに関する知識まで、幅広い領域に興味を持って踏み込んでいく姿勢が欠かせません。社内外の多様な人々と関わりながらプロジェクトを動かしていく難しさはありますが、自分の知識を活かして現場の課題を解決していくプロセスは、設備保全ならではの大きなやりがいです。
印象に残っている出来事や挑戦を教えてください。
設備保全課の業務で印象的だったのは、海外メーカーの新規設備導入のために出荷前の確認・調整を現地(海外)とリモートで行ったことです。直接現地に出向いた課内のメンバーや商社のサポートもありスムーズに進めることができました。
挑戦としては、会社のサポートを受けながら、国家検定である機械保全技能士(2級)を取得したことです。今後は2〜3年後に1級取得を目指し、学んだ知識をさらに実務に活かしていきたいと思っています。
年数を重ねて、技術面・精神面でどのような成長を感じていますか。
設備保全課では、技術的知識だけでなく調達や営業に近い役割も担うため、人との関わりが増え、調整力やコミュニケーション力が向上したと感じています。今後も知識の幅をさらに広げ、多様な業務に対応できる技術者を目指しています。
また入社当初と現在では、担当している業務が異なるとはいえ、治具設計で培った機械や設備の知識は、設備保全課での業務の土台になっていますし、修理方法や各部品や設備の構造等新しい知識も、設計経験で得た基礎があることでスムーズに理解ができ、設計で培ったスキルが役立っていることを実感しています。
川重明石エンジニアリングで働く魅力は何だと思いますか。
顧客との距離が近く、現場で直接声を聞ける機会が多いので、自分の仕事が顧客へ貢献していることを実感しやすい点が大きな魅力ではないでしょうか。また、カフェテリアプラン(毎年付与されるポイントを好きなサービスから選んで利用できる制度)等の充実した福利厚生があることも、日々のモチベーションにつながっていると感じます。
今後、どのような技術者を目指していますか。
まずは、課として掲げている「事後保全から予防保全へ」という大きな転換を成功させることが直近の目標です。設備が壊れてから直すのではなく、監視機器等を活用して故障の兆候を捉える「予兆管理」の仕組みを築き、生産を止めない強固な基盤を作りたいと考えています。
そのために今、私が特に力を入れているのがITやデジタルの活用です。これまでの設計スキルや現場での知見に加え、新しいテクノロジーをどのように保全業務へ適用できるかを検証し、具体的な改善案を自ら提案できるようになりたい。将来的には、デジタル技術を駆使して現場の変革をリードする「旗振り役」として、社内で頼られる存在を目指しています。
予兆管理の基礎を作った先には、蓄積されたデータを分析・活用し、さらに精度の高い改善提案を行うフェーズが待っています。「設計」の視点と「保全」の現場感覚、そして「デジタル」の知識。これらすべてを掛け合わせることで、守るだけでなく「攻め」の姿勢で工場を進化させていける技術者でありたいですね。