第132号
原動機および関連製品小特集号
川崎重工技報
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発明の名称:トンネル掘削機

[平成 8年度 全国発明表彰発明賞受賞]
特許 1529686号(特公昭 62-32319号)
発明者:近藤保徳
佐古井耕三
[目的]湧水が生じても掘削でき、かつ硬岩層においても曲進できるすなわち軟弱土層ではシールド式トンネル掘削機として、また硬岩層ではトンネルボーリング機として、いかなる土層でも掘削することができるトンネル掘削機を提供することを目的とする。
[概要]前胴、中胴、後胴が屈曲自在に接合され、前胴にはその前面にカッタディスクが、その胴部周上にフロントグリツパが装着され、中胴にはその外筒内で軸方向に摺動自在の内筒が嵌挿され、後胴にはその胴部周上にリヤーグリッパが装着され、前胴と後胴の間にはスラストジャッキが介在されているトンネル掘削機としたことを特徴としている。また、上記構成に後胴の胴部周上に装着されたシールドジャッキを加えたトンネル掘削機としたことを特徴としている。
[効果]本トンネル掘削機により、後胴に装着されたリヤーグリッパの機能が期待できる程度の中間的な地層を掘削することも硬岩層を掘削することもでき、かつ切羽の湧水および地山の崩壊に対して作動不能となることなく、また硬岩層においても曲進掘削することが可能となる。また、極めて崩壊しやすい破砕帯や軟弱帯である軟弱層および硬岩層を円滑に掘削することができる。本機の使用により苦渋作業・作業環境改善、安全性の向上が図られ、発破等の振動がないので、工事場所近辺への迷惑等もなくなった。
また、上下水道、導水路、道路、鉄道トンネル等の高速施工を実現した。
−特許紹介− 川崎重工技報132号