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 「R143型」地下鉄電車は、一般的な電車のパンタグラフにあたるコレクターシュー(F)という装置で線路脇にある側線から直流の電気(600V)を受け取る。この電気をVVVFインバータ装置(I)で交流に変え、主電動機(J)を回転させギヤを介して台車(K)にある車輪を回転させて前に進む。
 電車の加速・減速は運転席にあるマスターコントローラ(A-1)を運転手が操作することにより制御される。
   当社は1906年に鉄道車両製造を開始して以来、電車・客車・貨車・電気機関車・ディーゼル機関車・新交通システムなど様々な車両を、日本国内はもとよりアメリカ、イギリス、中国、東南アジア、アフリカ、中南米諸国等に送り出してきた。
 最近では鉄道車両は環境への負荷が少ない交通手段として再評価されていることもあり、米国東海岸を中心に需要が増加している。また、社会基盤整備が進む東南アジア市場では香港、シンガポール、台北などの大都市を中心に都市交通システムの需要が見込まれている。中でも台湾高速鉄道プロジェクトをはじめとして、米国および中国で計画されている高速鉄道事業に対しても積極的に取り組んでいる。
 ここではニューヨーク市交通局向け地下鉄電車「R143型」をモデルにして、鉄道車両の「運転・制御」の仕組みを分かりやすく解説する。
 
 
 
 
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