SDGs達成に向けた取り組み

国連は2015年、貧困や不平等、不公正の撲滅、気候変動への対応など2030年までに達成すべき17の目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択しました。SDGsは世界中の企業、政府、地域社会に対し広く協力を求め、人類と地球の繁栄の実現をめざす具体的な行動計画です。企業においても、事業活動全体を通じて社会課題の解決に貢献することが求められています。

川崎重工グループでは、グループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する”Global Kawasaki”」と、SDGsとの親和性は極めて高いと考えており、当社グループが事業を通じて社会課題の解決を目指すなかで、SDGsの達成に貢献できる部分は大きいと認識しています。

2017年度にマテリアリティを特定する過程で、当社が対処すべき社会課題を明確にし、事業を通じて提供する4つのアウトカム――「クリーンエネルギーの創出」「陸・海・空の安心・安全、クリーン、快適な移動・輸送手段の提供」「新興国を中心とする社会インフラの充実」「自動化による高齢化・労働力不足への対応」――の最大化こそが当社グループが長期で達成すべき最重要課題であると位置づけました。SDGsへの貢献については、この4つのアウトカムとSDGsの17の目標および169のターゲットとの関連性について社内で精査し、社長を委員長とする「全社CSR委員会」および「経営会議」での協議により以下のとおり決定しました。4つのアウトカムそれぞれについて2030年までに達成すべき非財務目標を定め、達成状況を定期的に開示していく方針です。

川崎重工グループのSDGsへの取り組み

4つのアウトカム クリーンエネルギーの創出 陸・海・空の安心・安全、クリーン、快適な移動・輸送手段の提供 新興国を中心とした社会インフラの充実 自動化による高齢化・労働力不足への対応
責任部門

◆水素チェーン開発センター

◆エネルギー・環境プラントカンパニー

◆船舶海洋カンパニー

◆車両カンパニー

◆航空宇宙システムカンパニー

◆MC&Eカンパニー

◆エネルギー・環境プラントカンパニー

◆精密機械ビジネスセンター

◆ロボットビジネスセンター

該当するSDGs項目
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全事業共通の
SDGs項目

当社グループのSDGsへの取り組み(事業を通じたSDGsへの貢献・詳細)

SDGs項目 ターゲット クリーンエネルギーの創出 陸・海・空の安心・安全、クリーン、快適な移動・輸送手段の提供 新興国を中心とした社会インフラの充実 自動化による高齢化・労働力不足の対応 川崎重工グループの取り組み
3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者数を半減させる。 ●ライダーの操作をサポートする装備を有するモーターサイクルの提供により二輪車死亡事故の減少に努めるとともに、日本国内外での安全運転教室などの安全啓発活動を通して全世界の交通事故抑制に貢献していきます。
3.8 すべての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。 ●高齢化が進む先進国において、医療用ロボットの開発により、質の高い医療へのアクセスを容易にするとともに、ロボット技術を活用し、医薬品製造、介護医療、人体への負担が少ない治療法を開発する医療関係の皆様をサポートします。
7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。 ●分散型発電の推進およびLNG船、LPG船などの開発・製造を通じて、エネルギーサービスへのアクセスを容易にします。
7.2 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。 ●再生可能エネルギーによるCO2フリー水素の生成方法、輸送・貯蔵方法を開発し、再生可能エネルギーの有効活用に貢献します。
7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。 ●低燃費・低環境負荷の船舶、鉄道車両、航空機、航空エンジン、モーターサイクル、ガスタービン、ガスエンジン、ボイラなどの開発・製造を通じて、世界のエネルギー効率の改善に貢献します。
7.a 2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率、および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。 ●国際的パートナーシップの下、CO2フリーの水素エネルギーの実用化を目指します。
8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上およびイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。 ●人協調型ロボットなどの開発・製造さらにその知能化により、先進国を中心とする労働力不足を補うとともに、高付加価値セクターへのシフトを可能とすることで世界の経済成長に貢献します。
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10カ年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。 ●高効率の発電設備や省エネルギーで資源効率の高い機器類の提供を通じて、経済成長と環境保全の両立を目指します。
9.1 質が高く信頼できる持続可能かつレジリエントな地域・越境インフラなどのインフラを開発し、すべての人々の安価なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援する。 ●船舶、鉄道車両、航空機、航空エンジン、モーターサイクル、油圧機器・装置、産業用ロボット、トンネル掘削機などの開発・製造を通じて、持続可能かつレジリエントなインフラ整備に貢献します。
9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術および環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取り組みを行う。 ●高効率化技術や低環境負荷技術の向上により持続可能性を追求するとともに、研究開発やイノベーションを通じて産業セクターにおける技術能力の向上を図ります。
9.5 2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官民研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじめとするすべての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。
11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者、および高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。 ●安全性が高く利用者に優しい鉄道車両の開発・製造を通じて、幅広い人々が利用する鉄道システムの利便性向上に貢献します。
11.6 2030年までに、大気質、自治体などによる廃棄物管理への特別な配慮などを通じて、都市部の一人当たり環境影響を軽減する。 ●省エネルギーのごみ焼却施設や水処理施設、脱硫・脱硝装置などの納入を通じて都市の環境保全に貢献します。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成する。 ●高効率な発電設備および天然資源の効率的利用に配慮した製品の開発・生産を行います。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成し、大気、水、土壌への排出を大幅に削減することにより、ヒトの健康や環境への悪影響を最小限に留める。 ●「Kawasaki地球環境ビジョン2050」で掲げた「Waste Free」及び「Harm Free」に向け、事業活動での廃棄物ゼロ及び有害化学物質排出ゼロを目指すとともに、水資源の保全・リサイクルの徹底及び生物多様性を尊重した事業展開を進めます。
12.5 2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。
ゴール13
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
●「Kawasaki地球環境ビジョン2050」で掲げた「CO2 Free」に向け、事業活動でのCO2排出量ゼロを目指すとともに、CO2排出を大きく抑制する製品・サービスを提供していきます。
17.7 開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及、および拡散を促進する。 ●企業間パートナーシップ、オープンイノベーションや産学連携など、幅広く社会と協業し、事業を通じて世界的な社会課題の解決を目指します。また、開発した技術の開発途上国への移転・普及を推進します。
17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

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