環境経営の取り組み

最高環境管理統括者挨拶
 - 持続可能な社会の実現を目指し -

COP21で合意されたパリ協定を機に、世界では、「脱炭素社会」への移行が加速しています。この過程において、川崎重工グループが行う輸送・エネルギー・環境その他産業用機械関係のビジネスを今後とも持続的に成長させるため、当社のCSR活動における重要課題(マテリアリティー)に「事業活動と製品貢献を通じた低炭素社会の実現」を掲げました。

この課題設定は、国際目標である17の持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「気候変動対策」に通じるものであり、当社グループが行うエネルギー・環境事業との親和性が極めて高いと考えています。またこの課題解決にあたっては、化石燃料ベースの省エネ技術の追求のみでは脱炭素社会への移行は困難であり、革新的な脱炭素技術の開発に期待が寄せられていて、当社の技術が貢献できる余地が大きいと考えられます。

こうした脱炭素社会への移行を始めとするさまざまな社会課題解決と持続可能な社会の実現のため、当社グループが共有すべき価値観、環境経営活動の原則ならびに構成員一人ひとりの日々の行動に求められる指針を定めた「環境憲章」に基づき、当社グループは地球温暖化の防止、気候変動対策、環境負荷の低減、生物多様性の保全などの環境経営に取り組んでいます。

当社グループは、直面する課題と中長期的な課題に対し、具体的な施策を立案する際の道標として、長期環境ビジョンを策定しています。2010年に策定した「環境ビジョン2020」に続く長期環境ビジョンとして、2017年に、より挑戦的な目標(あるべき姿)を描いた「Kawasaki 地球環境ビジョン 2050」を策定しました。そして、長期環境ビジョンを着実に具現化するため、具体的な取り組み課題を3か年ごとの中期環境経営計画の中に織り込んでいます。

第9次環境経営活動基本計画(2016~2018年度)による活動結果は、六価クロムの原則使用ゼロ化は、代替材料が見いだせず次期以降に見送るなど一部課題が残ることになりましたが、全体を通しては、おおむね計画通り進めることができました。「環境ビジョン2020」を見据えた取り組みは、着実に成果をあげています。

第10次環境経営活動基本計画(2019~2021年度)では、特に気候変動対策に着目し、脱炭素エネルギーへの転換を目指した取り組みに注力していきます。「Kawasaki 地球環境ビジョン 2050」に描く姿の実現に向け、エネルギーの脱炭素化、有害化学物質使用ゼロによる品質維持向上、生物多様性を尊重した資源保全など乗り越えるべき高いハードルに挑戦し続けます。

当社グループは、環境に調和した事業活動と地球環境に配慮した自社製品・サービスを通じて、地球環境の保全・向上に貢献し、持続可能な未来社会の形成に向けて関係各所と協働してまいります。読者の皆様におかれましては、この報告書を通じて、当社グループの環境経営へのご理解を深めて頂ければ幸いです。

最高環境管理統括者
(常務執行役員)
成松 郁廣
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