環境経営の基盤づくり

川崎重工は、低炭素社会の実現、循環型社会の実現、自然共生社会の実現に向け、環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、さまざまな取り組みを行っています。2010年・2020年に向けて掲げた長期ビジョンは、EMSの運用を通じて実現を目指す意図する成果の指針となっています。EMSの適正な運用が環境負荷の継続的な低減につながっており、今後も更なる成果に向けてEMSを運用していきます。


川崎重工グループにおける環境管理体制(EMS)

当社グループでは、環境管理を推進するため、当社および関連企業において、環境マネジメントシステム(EMS)の構築を推進しています。
当社の製造拠点および国内外の関連企業におけるISO14001・簡易EMS・自己宣言いずれかの構築が、当社が定める範囲について完了しています。
当社グループのEMS構築状況については下図に、当社製造拠点のISO14001認証取得状況および、関連企業のEMS構築状況は下のリンクに示す通りです。また、ISO14001の改訂に伴い、ISO14001:2015版への移行を推進中です。2017年は航空宇宙事業部門(岐阜地区)を除いて認証取得済。(移行完了は2018年9月14日)
EMS構築の拠点では、本社環境管理部門で環境データの収集を行い情報共有を進めています。また、当社グループとしての環境経営方針をより浸透させるために、本社環境管理部門では関連企業との情報交換を行っています。2017年度はエネルギー使用量の多い海外関係会社(KMT)と目標設定に関する各種意見交換を実施し認識を共有しました。

当社グループの種類別のEMS取得割合(従業員比)

当社グループの種類別のEMS取得割合(従業員比)

川崎重工グループのEMS取得状況


リスクマネジメント

当社のリスクマネジメントの仕組みを活用した取り組みに加え、環境法令等の順守および法改正の周知徹底や環境担当者のレベル向上を図るため、「環境法令等順守連絡会」を適宜開催することで本社環境管理部門を中心とした当社グループの環境担当者と共に環境事故等の未然防止に努めています。
2017年度は8月23日に「環境法令等順守連絡会」を開催し、当社の環境担当責任者を対象として、水銀汚染防止法施行(2017年8月16日)後の水銀使用製品廃棄物の取り扱いについて注意喚起しました。


法規制の順守状況

当社グループでは、環境法令を順守した環境管理活動に努めています。
2017年度に重大な違反はありませんでしたが、廃棄物の取り扱いおよび廃水処理施設からの放流水について行政からの改善指示を受けました。廃棄物については保管場を追加設置し、放流水については消泡剤を変更することで解決しました。


環境コミュニケーションの推進

●環境意識の向上

当社グループの従業員一人ひとりの意識の向上や啓蒙を目的とした広報活動を行っています。職場だけでなく、地域社会や家庭においても環境に配慮した行動が実践できるよう、社内報「かわさき」への環境に関連した記事の掲載、環境月間「社長メッセージ」の配信、またイントラネットにおける情報発信(環境データ、省エネ事例紹介など)などを継続して啓発活動を行っています。

社内報への記事掲載
社内報への記事掲載
社長メッセージ
環境経営についての「社長メッセージ」
情報発信
イントラネットにおける情報発信

●環境eラーニング

当社国内グループ従業員の環境意識を維持・向上するために、当社および国内関連企業の新入社員に環境e-ラーニングを実施しています。2017年度は約1,100人が教育を修了しました。

●有資格者の養成

エネルギー環境マネジメント活動の充実のため、エネルギー環境関連法令で求められている法的有資格者の養成にも力を入れています。2017年度の社内の有資格者数は下表の通りです。また、社内資格としてISO14001の環境管理・監査員養成研修を行っており、2017年度は約80人が受講し合格しました。さらに、ISO14001:2015年版への移行に対応するために既受講者に対するフォローアップ研修も行っており、2017年度は約1,200人が受講し合格しました。

公害防止管理者資格者数

大気 94名
水質 79名
騒音・振動 42名
その他 80名
295名

エネルギー管理士資格者数

エネルギー管理士 82名