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第176号 プラント・環境特集号

廃棄物処理設備
-ごみの無害化・減量化とセメント製造を同時に達成「CKKシステム」-

[ 特許・実用新案紹介 ]

中国特許 ZL201010514607.3
発明者:林 敏和、井上 英二、片畑 正、加藤 定史、市谷 昇

 

 

 

中国や東南アジアなどの新興国では、生活レベルの向上に伴って、ごみの衛生処理に対するニーズが高まっているが、ごみ焼却設備の建設コストが高く、また焼却灰の処理設備を設置する必要がある。一方、これらの国では積極的に進められているインフラ整備のためにセメントの需要が伸びており、セメント製造コスト低減のために、燃料の代替として可燃性廃棄物を利用している。そこで本発明では、既存のセメント製造設備にごみ焼却設備を併設し、ごみ焼却設備でごみをガス化して発生する熱分解ガスと熱分解ガス中の未燃チャーや灰分、ごみ焼却処理時に分離・選別される不燃物をセメントの原料および燃料に利用できるようにした。この際、熱分解ガスの燃焼による発熱量がごみの種類により変動すること、およびごみ焼却設備の運転トラブルにより熱分解ガスの供給停止の可能性を考慮した制御を行うことで、セメント製造に影響が出ないよう工夫している。ごみが保有するエネルギーおよび灰分を、セメント製造設備の燃料や原料として有効利用するという本技術は、地球環境に配慮した優れた技術として、すでに中国各地で採用されるとともに、東南アジアでも関心が寄せられている。

川崎重工技報
川崎重工グループの多彩な製品と、それらを支える様々な先進技術をご紹介する技術情報誌です。

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