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第174号 モーターサイクル&エンジン特集号

乗り物
-機能とデザイン性を兼ね備えたウインドスクリーン-

[ 特許・実用新案紹介 ]

特許 第4877982号 発明者:惠上 浩一、吉武 秀人

 

 

 

長距離ツーリングに使用されるモーターサイクルには、走行時の風圧を低減し、ライダーの疲労を軽減するため、ウインドスクリーンが設置されている。ライダーはウインドスクリーン越しに前方を見るため、視界が歪まないようウインドスクリーンを平滑かつ薄くしたい。一方、高速走行中は強い走行風がウインドスクリーンに当たり、風圧によって中心付近は大きな力を受ける。それにより、固定部に力がかかるとともに、中心線上にはウインドスクリーンを折り曲げようとする力が働く。 図1 に示すように、本発明のウインドスクリーンは、風防板と固定片で構成されており、左端部から右端部まで延びる境界部を境に、第一領域(上)、第二領域(下)に分かれている。第一領域は視界要求を満足させるため適度な板厚とし、視界に影響しない第二領域は第一領域よりも板厚を厚くしている。領域により厚さの異なる風防板を使用することで、ライダーの視点の周辺である第一領域において歪みのない視界を確保するとともに、ウインドスクリーンの固定部にかかる力と中心線上に働く折り曲げ力に対して強度を確保することができる。 このウインドスクリーンは、1400GTRの2008年と2009年モデルに採用され、カワサキのモーターサイクルを代表する顔の一つになった。

川崎重工技報
川崎重工グループの多彩な製品と、それらを支える様々な先進技術をご紹介する技術情報誌です。

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