ページ内移動用のメニューです。


第165号 プラント・環境特集号

特許 第3625052号 雑固体廃棄物溶融用高周波誘導炉、誘導加熱体及び雑固体廃棄物溶融方法

[ 特許・実用新案紹介 ]

発明者:河口 一郎、金井 和樹、山崎 誠一郎

 

 

 

-効率よく溶かしてかさを減らす-

この特許は、本誌の特集にも紹介している放射性廃棄物を高効率で安全に処理するための技術である(pp.62~65参照)。
この特許は非導電性のるつぼであるキャニスタと、AIリングと呼ばれる誘導加熱体を用いることが特徴である。非導電性キャニスタは従来技術で使われていた導電性のものよりも安く、材質を選ぶ範囲が広がるため、高温に耐える素材を使える。また、誘導加熱体を使うことで非導電性キャニスタを使用しても効率よく非金属(無機物)を溶融することができる。これは、誘導加熱体が熱源となることで、誘導加熱体からの熱と金属層からの熱が外部へ漏れることを抑え、効率よく非金属層へ伝わるためである。誘導加熱体の効果を解析したのが図1である。誘導加熱体があることで非金属層が高温に保たれていることがわかる。誘導加熱体の設計においては、このような解析や実験結果を反映して、溶融不良を生じないような形状に決めた。
今後も発生し続ける放射性廃棄物を効率的に処分(保管)するために、金属はもとより非金属をも効率的に溶融できるこの技術が、大いに貢献できるものと確信している

川崎重工技報
川崎重工グループの多彩な製品と、それらを支える様々な先進技術をご紹介する技術情報誌です。

ページの終わりですページの先頭へ戻る