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第164号 生産技術特集号

特許 第3261431号 摩擦接合装置

[ 特許・実用新案紹介 ]

発明者:古賀 信次、平澤 英幸、神岡 光浩
堀本 耕造、山下 政一郎、四方 宏

 

 

 

-簡素な仕組みで安定品質-

本誌p.20で紹介している摩擦攪拌接合法(FSW:Friction Stir Welding)はアルミニウム合金などを高品質に接合できる新しい接合法として注目を集めている。FSWにおいて継手の品質を決める大きな要素は、接合する材料への接合ツールの圧入深さである。裏面側の接合不良や裏当て材への接合ツール焼付きを防止するため、接合ツールは深さの方向に0.1mm単位の精度で位置決めする必要がある。他社のFSW装置では上記位置決めはNC制御により電気的に行なわれるが、当社ではこれをエアシリンダによる一定押圧で行っている。エア圧は接合速度と接合ツール回転数に応じた適切な値をあらかじめ実験求めて設定する。この方式を採用することで高価で複雑なNC制御位置決め機構を省略でき、FSW装置構造を格段にシンプルにすることができる。
当社では、自社で稼動するFSW装置にこのエアシリンダによる一定押圧方式を全面的に採用しており、鉄道車両などの実製品製作において安定した接合継手品質を得ている。

川崎重工技報
川崎重工グループの多彩な製品と、それらを支える様々な先進技術をご紹介する技術情報誌です。

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