防衛省向け次期輸送機(XC-2)の試作1号機が初飛行に成功

2010年01月26日

 

 

川崎重工は、本日、当社岐阜工場において、次期輸送機(XC-2)の試作1号機の初飛行に成功しました。

次期輸送機(XC-2)の試作1号機は、午前10時21分頃に航空自衛隊岐阜基地を離陸し、約71分間の飛行を行った後、無事着陸しました。機長は当社飛行課所属の長谷部 聡(はせべ さとし)で、副操縦士石田 進 (いしだ すすむ)他乗員9名で飛行しました。機長の感想は「念願の初飛行を無事終了することが出来ました。関係者の皆さんのご努力並びにご協力に感謝いたします。飛行性・操縦性は申し分なく、防衛省殿の要求に充分応えられる素晴らしい機体であると確信することが出来ました。」ということでした。

次期輸送機(XC-2)は現有機「C-1」の後継機として、次期固定翼哨戒機(XP-1)と共に防衛省が2001年度より2機種同時開発を進めているものであり、当社は2001年11月に防衛省から主担当企業に指名され、協力企業をはじめとする開発参画企業とともに開発作業を進めています。

今後は、当社岐阜工場において引き続き社内飛行試験を実施し、2009年度中に防衛省へ納入する予定です。

当社は今後もこの開発プログラムの完遂に向け、邁進してまいります。