新型の高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV-2」を新発売(KCM)

2009年07月28日

 

55DV-2
 

川崎重工グループのKCMは、新型の高速型除雪ドーザ「55DV-2」を、8月1日より新発売します。

高速型除雪ドーザは当社独自の製品であり、今回発売する「55DV-2」は時速49kmを誇る国内最速の除雪ドーザで、高速移動により交通渋滞を起こすことなく除雪現場へ移動できるため、効率良く除雪作業を行うことができます。さらに、エンジン排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)および粒子状物質(PM)を大幅に削減し、国が定める「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(オフロード法)に適合した最新鋭機です。
今回新たに作業効率を向上させ低燃費化を図るフューエル・エフィシエント(FE)モードを搭載し、さらにフルオープンはね上げ式エンジンルームカバーや故障診断機能を備えたマシン・オペレーション・ダイアグナスティック・モジュール(MODM)を採用し、メンテナンス性を向上させています。
また、さまざまな除雪作業のニーズに応えるため、各種のアタッチメントを取り揃えています。

「55DV-2」の特長および主要諸元は、次のとおりです。

<特長>
■作業効率の向上と燃費の低減

・ 排気ガスのクリーン化と高出力・高トルク特性を兼ね備えた、米国カミンズ社製の最新鋭エンジンを搭載。

・ 軽作業時などに、エンジン出力を抑えたモードを任意に選択することで燃料を節約できるFEモードを採用。

・ 同クラスのホイールローダよりワンサイズ大きなエンジンとロックアップ付トルクコンバータを採用することで、時速49kmの最高速度と通常のホイールローダに比べて約2倍の発進加速性能を達成した。

■操作性と快適性の向上

・ 直動式オービットロール方式ステアリングシステムを採用し、高速走行時にも軽快・確実なハンドリングを実現した。

・ 走行抵抗の少ない全油圧乾式ディスクブレーキを装備し、雪道での高速走行と確実な制動性能を確保している。

・ 高性能ダイナミックダンパを搭載することで、走行時の車体振動を防止し安定した高速走行が可能。

・ 快適ワイドキャブを搭載。

■メンテナンス性の向上

・ 現在の車両状態やメンテナンス情報、故障履歴情報をディスプレイに表示するMODMを搭載し、異常が発生した際には運転席から瞬時に内容を確認することが可能。

・ エンジンルームにはフルオープンできるはね上げ式サイドカバーを採用し、エンジンや各種機器のメンテナンス時のアクセス性を向上させた。

■耐久性と信頼性の向上

・ 偏荷重に強く高いねじれ剛性で耐久性に優れたボックス型フレームを、最重要部であるセンタピン周辺に採用。

・ 防錆力と耐候性に優れる高品質塗装を採用。

<主要諸元>

車 名 55DV-2
スノーバケット容量 1.6m3
走 行 速 度 0~49.0km/h
全 長 6,290mm
全 幅 車 体 2,285mm
バケット 2,450mm
全 高 3,125mm
ダンピングクリアランス 2,790mm
ダンピングリーチ 955mm
運 転 質 量 9,080kg
エンジン排気量 4.46リットル
定格出力/定格回転 GROSS 97kW/2,200min‐1
NET 93kW/2,200min‐1

 

販 売 価 格 1,550 万円
年間予定販売台数 60台