「環境・社会報告書2007」の発行について

2007年08月08日

 

川崎重工は、「環境・社会報告書2007」を発行しました。当社の本報告書は、1999年に重工業業界で初めて発行して以来、今回で9回目の発行となります。

2006年9月に、当社は中期経営計画『Global K』を策定し、川崎重工グループとして「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」を企業ビジョンに掲げ、企業経営に環境を組み込んだ環境経営を推進しています。当社は、中長期環境ビジョンとして、「環境理念」、「環境経営」、「環境配慮製品」、「環境配慮生産」、「環境コミュニケーション」の5つの切り口から、「2010年のあるべき姿」を策定しており、現在、これを実現するための3ヵ年計画として「第5次環境経営活動基本計画(2006~2008年度)」を展開しています。
「環境・社会報告書2007」では、『Global K』のもとで「2010年のあるべき姿」に向けた活動をさらに強化する取り組みをスタートした2006年度の実績等の紹介のほか、2007年度の重点施策を明示するとともに、次の内容に焦点をあてています。

 

   『Global K』のもとで、「地球環境にやさしい事業運営」を志向し、優れた製品・技術を通じた環境改善への貢献や、生産活動における環境負荷の低減など、環境経営活動のあるべき姿を明確にしています。
   重点課題としている「環境マネジメントシステムの充実・グループへの展開」「環境リスクマネジメント構築に向けた活動」「製品を通じた環境貢献の拡大」「事業量拡大を踏まえた生産活動での環境負荷低減活動の推進」などの取り組みについて、これまでの実績の分析・評価と今後の方針を示しています。
   企業の社会的責任に関する体制整備やステークホルダーとのかかわりについて内容の充実を図っています。

 

当社は、環境に対する考えや活動について定期的に情報を開示するため、本報告書を毎年1回発行しています。発行部数は、11、000部〔和文9、000部、英文2、000部(2007年11月発行予定)〕です。また、本報告書については、希望者に配布するとともに、インターネット・ホームページ上にも掲載し、環境情報の開示に積極的に取り組んでいます。(ホームページアドレス:https://www.khi.co.jp/sustainability/earth/index.html

今後も当社は、実経営と一体で真に有効な環境活動を推進し、あらゆる面で「環境にやさしい企業運営」を目指すとともに、社会との共生を目指した活動を充実させていきます。